前のエントリの続きです。
民主党: 党としては賛成です。
男女共同参画は力を入れている分野で、歴代代表も熱心であり、
党内にじゅうぶん影響力のある、推進本部も設けられています。
民法改正も、党の理念と照らし合わせて当然、
という判断から、賛成の党議拘束がかけられています。
推進に熱心な議員もたくさんいて、自民と公明対象の院内集会に、
招かれてなくても、わざわざ顔を出して挨拶をして、
存在をアピールした、なんてこともあったりします。(参考)
加えて、野党第1党であり、法案実現の必要条件である、
政権交代を、現実に起こしうる状況にあります。
民主党が議席を増やしただけ、民法改正が実現に近付く、
といってもよいのではないかと、わたしは思います。
懸案事項もあって、党内にすこし反対派がいることです。
5年前に山谷えり子が、公然と反対をはじめたときは、
反対派議員に活気が出て、議論が蒸し返しになり、
党全体としても、かなり動揺しました。
そのあと、離党や(参考)、除名で(参考)、反対派議員の数は、
だいぶ減って、このところはおとなしいようすです。
それでも、いざ法案提出のとき、ひと波瀾あるかもしれないです。
社民党: 党として賛成で、反対派議員もいないです。
議席が増えただけ、国会に占める賛成の割合が、増えることになります。
共産党: 党として賛成で、反対派議員もいないです。
議席が増えただけ、国会に占める賛成の割合が、増えることになります。
共産党はご存知のように、「たしかな野党」を標榜していて、
政権に参加するあてがないようです。
前にお話した理由で、政権交代がないかぎり、民法改正は、
実現しないですから、この意味では、あまり役に立たないことになります。
国民新党: 党としてのスタンスは、はっきりしないです。
亀井静香代表代行は賛成ですが(熱心に推進している、
というお話も聞かないが)、ほかの議員や候補者はわからないです。
野党共同の法案提出には、今年から国民新党も加わったのですが、
選択別姓や婚外子ははずされ、「300日規定」だけだったのは、
もしかすると、党内の反対派に、配慮したのかもしれないです。
とはいえ、自民党の議席がひとつ減ることは、
推進の議員がひとり増える以上の、効果があると思われるので、
自民党の有力な対立候補が、ほかにいない選挙区では、
投票するのがいいかもしれないです。
新党日本: 情報が少なく、はっきりしたことはわからないです。
候補者の田中康夫氏と、有田ヨシフ氏は、
熱心かどうかはともかく、たぶん賛成はしそうですが。
自民党から離党してきた、従来からの議員は、どうなのかは知らないです。
(まことに失礼ながら、ここに投票するメリットが感じられない...)
共産党は、わたしには、どうでもいい存在です...