2020年03月19日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓で犯罪が増える?

愛媛県の自民党の森高康行県議が、
「選択的夫婦別姓を導入すると
犯罪が増えるのではないか」などと
「懸念をしめした」ことが問題になっています。

「夫婦別姓で「犯罪増える」 愛媛県議発言、議会は問題にせず 批判相次ぐ」
(はてなブックマーク)

 


選択的夫婦別姓制度の導入を求める
請願に関する愛媛県議会の委員会審査で、
自民の森高康行県議(62)が同制度について
「犯罪が増えるのではないか」との
懸念を示した問題で、当事者からは
「人権を無視した偏見で差別的」との声が上がり、
ツイッターでも強い批判が相次いだ。
森高氏は、10日の委員会審査で、
採択反対の立場から「事実婚に起因した
虐待や殺人などがニュースで
目につくことが多いと感じる」
「安易な選択的夫婦別姓は犯罪が増えていくことにも
なりはしないかと心配する」などと主張。
委員会では賛成少数で不採択となり、
18日の本会議に報告される。

「選択的夫婦別姓で犯罪が増える」は、
そこらへんのネトウヨや、選択的夫婦別姓の
反対派がよく言う主張のひとつです。

県議会議員という立場の人でも、
発想は同じということなのでしょう。
選択的夫婦別姓の反対派は、
社会的な地位や立場に関係なく、
同じようなことを考えるということです。


最初に少し触れましたが、
森高康行は自民党の県議です。
となれば、このような選択的夫婦別姓に対する
認識もさもありなんかもしれないです。

自民党はこれまでにもあちこちの自治体で、
選択的夫婦別姓の実現を求める
請願の採択に反対をしています。
議員個人で見ても、自民党には
選択的夫婦別姓に反対の人が多いです。


森高康行県議の問題の発言は、
選択的夫婦別姓制度の導入を求める請願の
委員会審査の際に出てきました。
毎日新聞で記事になったのは3月16日ですが、
発言があったのは3月10日です。

この請願審査は3月18日の本会議で、
残念ながら不採択となりました。
それでも予想通りではあります。

「「選択的夫婦別姓は犯罪増えないか」 導入求める請願審査で愛媛県議暴論、不採択に」

posted by たんぽぽ at 22:20 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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