2020年03月21日

toujyouka016.jpg 「夫婦別姓で犯罪が増える」発言に猛抗議(2)

3月20日エントリの続き。

自民党の森高康行・愛媛県議の発言、
「夫婦別姓で犯罪が増える」に対する抗議文は、
森高康行議員事務所を含めて5箇所に
郵送、FAX、メールで送っています。

「夫婦別姓で「犯罪増える」 愛媛県議発言、議会は問題にせず 批判相次ぐ」
(はてなブックマーク)
「愛媛の自民党県議「選択的夫婦別姓は犯罪が増える」、サイボウズ青野社長らが猛抗議」
(はてなブックマーク)

 
抗議文は森高県議の他、自民党本部、
愛媛県議会自民党、愛媛県議会事務局、
自民党愛媛県支部連合会などにも送付されている。



問題は森高康行ないし自民党が
抗議文に対して対応するかどうかです。
おそらく無視黙殺だろうと思います。
その最大の理由は「反論できない」でしょう。

3月20日エントリでもお話しましたが、
「夫婦別姓が原因の犯罪が多い」なんて
どこにも根拠がないことです。
よって抗議文の最後にある1.には
回答できないことになります。

1、夫婦が生まれ持った氏名で結婚したことにより、
子の殺人などの犯罪や離婚が増えるという
主張を裏付ける調査データを、氏名との因果関係を
示す根拠とともに示し、説明するよう求めます。

2、1が不可能な場合、発言の撤回および謝罪を公表、
公式ブログに掲載することを強く求めます。

そうなると2.を実行することになります。
森高康行ないし自民党としては、
選択的夫婦別姓など認めたくないでしょうから、
発言の撤回や謝罪もしたくないでしょう。

1.はできないけれど、
2.もやりたくないということです。
よってどちらにも答えずに無視黙殺を
決め込むよりないことになります。


抗議文は愛媛県議会事務局や
自由民主党本部にも送られていますが、
彼らは森高康行からは組織的に離れています。

抗議は森高康行に向けられているので、
愛媛県議会事務局や自由民主党本部は
自分たちの責任ではないと思って
抗議に対応しないと考えられます。


自民党の議員や関係者は他党とくらべて
とくにこの傾向が強いと思いますが、
彼らは選挙に影響が出て票や議席が減る
事態にならないと思ったら、
基本的に動きはにぶいと思います。

彼らは選択的夫婦別姓なんて
「オンナコドモのこと」など
くだらないことだと思っているでしょう。
そしてそんな「くだらないこと」は
票や議席に影響しないと思っているでしょう。

今回の抗議文もだまって無視を続ければ、
いずれ嵐は去って、はじめからなにごとも
なかったかのようになるくらいに
思っているのではないかと思います。

posted by たんぽぽ at 11:56 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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