「夫婦別姓で犯罪が増える」発言を報じた、
最初の毎日新聞はこちらだと思います。
「「選択的夫婦別姓は犯罪増えないか」 導入求める請願審査で愛媛県議暴論、不採択に」
(はてなブックマーク)
この毎日新聞の記事はすごいです。
問題の森高康行の発言について
見出しで「暴論」と書かれ、本文中でも
「根拠不明の懸念」と言われています。
愛媛県議会で3/10、選択的夫婦別姓の請願が審議された際、とんでもない差別発言が飛び出したという報道。
— nana/井田奈穂/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) March 16, 2020
反対した自民の森高康行県議
「パートナーとの事実婚が起因した虐待や殺人などがニュースで目につくことが多いと感じる」安易な選択的夫婦別姓は犯罪が増えないか」https://t.co/IzdyiKksfy
反対する委員の自民県議から
「安易な選択的夫婦別姓は犯罪が
増えるのではないか」との根拠不明の懸念が示され、
請願は賛成少数で不採択となった。
このような記事は、あきらかに発言者が
おかしなことを言っていようと、
客観的な表現を使うのが通常だと思います。
問題の森高康行の発言も表現だけは
一定の配慮がなされると思います。
「暴論」「根拠不明の懸念」なんて
書かれるのは、「夫婦別姓で犯罪が増える」は
もはや検討に値する「意見」ではないと
考えられている、ということだと思います。
新聞にはっきり"暴論"とか"根拠不明"とか書かれるのってだいぶぶっ壊れてる / “「選択的夫婦別姓は犯罪増えないか」 導入求める請願審査で愛媛県議暴論、不採択に - 毎日新聞” https://t.co/IsWldpx3Cp
— kFujii (@kfujii) March 18, 2020
「意見」でないなら「多様性」の名のもとに
尊重する必要もないでしょう。
議論のときも、はじめから無視して
かまわない「暴言」ということになります。
3月27日エントリでも触れましたが、
「夫婦別姓で犯罪が増える」は
反対派にとっては「標準的」な主張です。
選択的夫婦別姓の反対派の主張は、
世間一般からはもはや論外と思われていることが、
ここでも示されたと思います。