2020年03月31日

toujyouka016.jpg 親戚が夫婦別姓に反対という理由づけ

3月26日エントリの続き。

ノートの女性から結婚改姓したくないことを
打ち明けられた婚約者の男性は、
親戚対策が負担だという理由で
夫婦別姓となることに難渋をしめしました。

「夫婦別姓について、婚約者(男)へ真正面から切り出してみた。」

 
……。
親戚への挨拶とか…俺が面倒くさい。
親戚の理解は得られないと思う。


結婚を考えている男性の苗字についての
考えかたで、「親の意向」を理由に
夫婦別姓に難渋する場合は要注意
ということを、以前わたしはお話しました。

「彼女に改姓させたい彼の考え」


そのような男性は家族やジェンダーに関して
因習・反動的か、あるいは親の言いなりの
可能性が考えられるからです。


ノートの女性の婚約者の男性が
持ち出した理由である「親戚の意向」は、
「親の意向」を持ち出すより「巧妙」と
言えるかもしれないです。

「親の言いなり」と思われる心配はないです。
「親戚の言いなり」と思われるかというと、
その可能性もそれほど高くない
のではないかと思います。

家族やジェンダーに関して因習・反動的と
思われる可能性はあると思います。
それでも「親の意向」を持ち出すよりは
そう思われる程度や可能性は、
たいしたことないかもしれないです。


親ほど自分との関係が近くないけれど、
利害関係はある人たちということで、
「親戚」は微妙な位置にいると思います。

親戚は人数がそれなりに多いので、
「その中にはやっかいな人もいるかも」と
思ってもらえる可能性もあります。
「説明が負担だ」という「理由づけ」も、
やりやすくなるとも言えます。

「親戚」は多くの場合、一緒に暮らしていないし、
会う機会もかぎられています。
人間関係の距離が離れた人たちが
反対したところでそれほど問題にならない、
という反論もしやすいとも言えます。

posted by たんぽぽ at 22:12 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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