2020年04月12日

toujyouka016.jpg コロナ禍中に改憲議論を強行する自民党

4月10日になんと自民党は、憲法改正を
議論する党の会合を「強行」していました。
コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
あちこちで会合を中止している中、
じつにリスクのあることをします。

「自民党、改憲論議を「強行」 緊急事態の対応巡り推進本部会合」
(はてなブックマーク)

共同通信の記事は短いので全文引用します。

 
自民党憲法改正推進本部(細田博之本部長)は
10日、党本部で会合を開き、
新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた
緊急事態対応の在り方を協議した。

党は衆院憲法審査会で議論を進めたい考えだが、
野党の反発でめどは立っていない。
感染拡大防止のため、大半の党会合を
取りやめる中、憲法論議に取り組む姿勢を
アピールしようと開催を「強行」した。

緊急事態を巡り、自民党は大規模災害を
想定した条項を憲法に新設する案をまとめている。
安倍晋三首相(党総裁)は7日、
緊急事態宣言の発令に先立ち、
国会での議論進展に期待を示した。

ほかの自民党の会合は大半が中止に
なっている中、この会合をわざわざ
「強行」した理由は、「憲法改正に取り組む
姿勢をアピールするため」だそうです。

こんなコロナウイルスに感染するリスクを
高めることを「強行」しても、
かえって印象を悪くするだけだと思います。


二階俊博のときと同様ですが、
彼らはコロナウイルスの危険性が理解できず、
お得意の(?)精神論で乗り切れる
くらいに思っているのでしょう。
ある意味「自民党らしい」です。

自民党の憲法改正案を支持する人たちなら、
このような危機感の希薄さと精神論信仰を、
共有しているのかもしれないです。
それゆえかかる「強行」を見ると
「自民党は憲法改正に熱心だ」と、
かえって好印象を持つのかもしれないです。


このような自民党の姿勢は、コロナウイルスの
拡大を緊急事態対応の制度化と
憲法改正の好機と考えているということです。

未曾有の危機を政治利用することだと
考える「余裕」があるのも、彼ら自民党は
コロナに対する危機感が希薄なことを
しめしていると言えます。

posted by たんぽぽ at 13:34 | Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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