コロナウイルスの影響で、世界各国でDVが
急激に増えているという報告があります。
国連事務総長はDV対策、女性の保護を
コロナ対策の一環として行なうことを
世界各国に要請しています。
「DV防止と女性保護を国のコロナ対策の一環に、国連事務総長が要請」
「世界的にDV急増 国連が各国に対策要請 新型コロナ“外出禁止”で 」
「家庭内暴力や児童虐待の増加 懸念の声 外出自粛や在宅勤務で」
国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)
事務総長は5日夜、新型コロナウイルスの
パンデミック(世界的な大流行)への
対策の一環に「女性の保護」を盛り込むよう
世界各国の政府に強く求めた。
新型コロナウイルスの感染拡大により外
出禁止となっている影響で、女性に対する
ドメスティックバイオレンス・家庭内暴力が
世界的に急増しているとして、
国連は、各国に対策を講じるよう求めた。
社会的不安や経済的不安が増大すると
ストレスとなり、立場の弱いものに
抑圧や暴力が向かいやすくなります。
コロナの影響でDVが世界的規模で
増えているというニュースを知って、
わたしはやはりそうなったかと思いました。
「弱いものへのしわよせ」は、
災害が起きるたびに心配することです。
FNNの報道ではフランスだけ具体的な
数字が出ていて、3割以上増えています。
他国はどの程度増えているかわからないですが、
もっと増えている国もあるのでしょう。
国連によると、外出禁止の影響で、フランスでは、
1週間でドメスティックバイオレンスの件数が
3割以上増えたほか、世界各地で増加が報告されていて、
感染拡大による新たな問題が浮き彫りになっている。
とくにコロナウイルス対策で外出禁止となり
人が家にいる時間が長くなっています。
それで家庭内暴力DVが起きやすくなる、
ということもあります。
国連事務局長は自宅の中を、
「最も安全であるべき場所」と言っているし、
またそうあってしかるべきです。
「多くの女性や少女たちにとって、
最も安全であるべき場所に最大の脅威が
迫っている。自宅の中でだ」と述べた。
でも「家庭がいちばん恐ろしい」のが、
はなはだ残念な現実だと思います。