2020年04月25日

toujyouka016.jpg 衆院静岡4区補選・選択的夫婦別姓

4月26日に衆議院静岡4区で補欠選挙があります。
候補者の政策を簡単にまとめた
「選挙ドットコム」の記事を見てみます。

「衆院静岡4区補欠選挙の各候補者の政策を一覧で比較! 全候補の公約・マニフェストを見るならこちら」

4月26日(日)が投開票の衆議院静岡4区補欠選挙
(以下、衆院静岡4区補選)が終盤戦を迎えています。

 



立憲野党(立憲民主、国民民主、共産
社民が推薦、無所属)の候補者は田中健です。

ところが「NHKから国民を守る党」の
候補者も田中健で同姓同名です。
投票する際は絶対に間違えないよう、
選挙区のかたはじゅうぶんな注意が必要です。



この表はいくつかの争点についての
各候補者の政策や考えが示されています。
いちばん気になるのは「選択的夫婦別姓」なので、
はじめにこれを見てみたいと思います。

田中健(立憲野党)は選択的夫婦別姓に賛成です。
推薦する4党はすべて選択的夫婦別姓に賛成の
議員が大部分
ですから当然ではあります。
この点に問題はなく安心できるでしょう。

価値観の多様化と世論の動向などを踏まえ、
個人の尊重と男女の対等な関係を
構築するために「選択的夫婦別姓」を導入する


自民党の候補(公明推薦)の深沢陽一は、
選択的夫婦別姓には反対しています。
子どもの目線で考えるべきと言っていて、
典型的な反対派の主張をしています。

夫婦別姓制度は子どもに好ましくない
影響があると思う、という考え方もある。
最も大切にすべきはこの福祉であり、
大人の都合だけでなく子供の目線から慎重に考えるべき

選択的夫婦別姓の実現という立場からは、
絶対に投票してはならない候補者です。



深沢陽一は選択的夫婦別姓に関して、
「影響があると思う」「という考え方もある」と、
憶測と伝聞で記述しています。

それらはここで書くことではないでしょう。
選挙公約は自分の考えや意見を
もっと断定的に書く場面だと思います。

根拠のはっきりしない憶測や伝聞をもとにして、
市民の生活や尊厳にかかわる政策を
決められるのは、とんでもないことです。


記事の下にあるより詳しい見解を見ると、
深沢陽一は2018年2月の内閣府の世論調査のうち、
夫婦別姓の子どもへの影響の設問をあげています。

夫婦別姓制度を導入すれば、必ず子供は
両親のどちらかと違う「親子別姓」となります。
夫婦別姓制度の子どもへの影響については、
平成 29 年 12 月の内閣府の世論調査によれば、
「子どもにとって好ましくない影響があると思う」と
答えた者の割合が 62.6%、
「子どもに影響はないと思う」と
答えた者の割合が 32.4%となっています。

それは「影響はあると思う」であって、
「実際に影響はある」ではない
です。

深沢陽一は自分が参照している根拠は
「あると思う」であり「ある」と
断定できないとわかっているのでしょう。
それで選択的夫婦別姓に反対の理由が、
憶測と伝聞になったものと想像します。

posted by たんぽぽ at 12:37 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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