4月26日に投開票の衆議院静岡4区・
補欠選挙の候補者の政策を見ていきます。
「衆院静岡4区補欠選挙の各候補者の政策を一覧で比較! 全候補の公約・マニフェストを見るならこちら」
今回は「政府のコロナ対策への評価」を見てみます。
この項目はおそらく選択肢をひとつ選び、
その理由を自由記入だと思います。
4候補者のうち政府のコロナウイルス対策を、
「評価できない」としているのは、
田中健(立憲野党推薦)ひとりだけです。
「選挙ドットコム」の記事の下にある
くわしい見解を見ると、田中健はふたつのことで
政府の対応を評価できないとしています。
ひとつは対応が遅いことで、もうひとつは
政府の本気度が見えないことです。
2つの面で評価できません。
1つは対応が遅いことです。
緊急事態宣言を出すタイミングや補助金案など、
私たちの生活に対策が届いていません。
もう1つは政府の本気度が見えないことです。
家にいてもらうための政策が必要なのにもかかわらず
本当に困っている国民の現状が
わかっていないのではないでしょうか。
経済対策としての考え方ではなく
感染拡大の防止という観点からいち早く
一律の現金支給を打ち出すべきでした。
これらの政府のコロナ対応に対する評価は、
多くのかたが同じようなことを
感じているのではないかと思います。
「遅さ」と「危機感のなさ」は、
わたしもこのブログで指摘していることです。
4月21日エントリでご紹介の中野晃一氏の
記事でも、安倍政権のコロナ対応に関して、
これらを問題にしています。
「この「緊急事態」に安倍政権はいったい何をしているのか」
コロナ補償は「経済対策」ではなく、
「感染拡大の防止」という観点から打ち出すことだと、
最後に田中健は指摘しています。
これも同感というかたは多いと思います。
このような緊急事態において
「人命救護」ではなく「経済」という
観点でしか考えられないことも、
政府・安倍政権の問題だと言えます。
世界のほとんどの国でコロナ対応で、
政権や与党の支持率が上がっています。
日本だけは自民党・安倍政権の支持率が下がって
世界的に見るとかなり特例です。
「コロナ対策で世界の政権支持率は上昇」
「コロナ対策で日本の政権支持率は下降」
このように政権支持率が上がって
当然の状況で下がるということは、
日本政府のコロナ対応は評価できないと
判断することの妥当性を示していると思います。
World leaders approval ratings
— Chika (@chikawatanabe) April 16, 2020
各国トップの国民支持率変化 pic.twitter.com/pZGVuFSjxy
深沢陽一(自民党、公明推薦)は、
「政府のコロナへの対応」はどちらかと言えば
評価できるとしています。
「選挙ドットコム」の記事の下には
くわしい見解が示されています。
あまり評価できないと内心思っているけれど、
自民党候補という立場上、政権の対応を
強く批判できない、という感じがします。
どちらかと言えば評価できると考えています。
対応が途中である、あるいは細かな点での
不満などはありますが、感染拡大防止策や
新薬・ワクチン開発で努力している点や、
感染拡大の食い止めに緊急事態宣言を出して
その後の反転攻勢期を見据えた取り組みは評価しています。