一括して受け取らせてはならない理由として、
「男性に家族ぶんの支援物資をわたすと、
その男性は女性や子どものぶんまで着服する」
という一般的傾向があります。
あかんよ、あかんよ、それは。知らんのかなあ、これ援助業界では常識やで。ポストコンフリクトでも災害でも、家父長制が残ってるところの援助で家ごとに援助してたら、女性にお金が回らんて。UN Women のジェンダーレポートとか読まんやろななあ。 https://t.co/m8uzeR7qGN
— yoͥ̊̈͋͌̆͑s̔hͯ̓͐͌ͬ́̈́̅il͆͂͋ͧͬͮo͌ͧ́ͮ̂͒̏̆̎̑̓̽̓gͫ̔̓͊͐̌ͦ (@yoshilog) April 20, 2020
「男性は着服する」ということは、
支援活動や救助活動を行なう
団体のあいだでは、よく知られたことです。
それゆえ女性の取りぶんは、かならず女性に
直接わたす指針になっています。
もうひとつは食料などの物資援助 https://t.co/wpccUT2u2c 。男性にわたすと女性にわたすぶんまで男性が食べたり使ったりすることがある。女性のぶんはかならず女性にわたせ、というのが支援活動にかかわる人たちの常識となっている
— たんぽぽ (@pissenlit_10) October 31, 2015
もうだいぶ前ですが、2014年11月4日エントリで
わたしはこのような男性の自己中心的な
特質について、お話したことがあります。
「男はなぜ女より強いか?」
「男はフェミである必要などまったくない(追記アリ」
食糧援助物資の配給に女性が参加すること
配給がいつ、どこで実施されるかと同様に、
与えられる権利のある食糧援助について
女性たちに情報が届くこと
女性たちの名義で食糧受給の権利を受け、
配給の受給者も彼女らが決めること
女性の手に委ねる食料(WFPのパンフレット・PDF書類) より
男性に食料を渡しても、女性や子どもに行き渡らないから
つまりね、♂は家族の分まで食料を
渡されても、自分で食べちゃうのだにゃ。
それでも、♂に食料を渡しても、
♀やガキに食い物が行き渡らないという傾向が強いことは、
支援の現場で実証されまくっていることらしい。
子どもや女性の分まで男性が
食べてしまうから、子どもや女性が飢える
食料不足で飢餓状態となった地域に
食料を送る場合、女性のぶんはかならず
その女性自身に手わたすようにします。
女性に食料を受けられる情報を行きわたらせ、
女性の名義で受ける権利を保障します。
男性に受け取らせると、女性のぶんまで
男性が食べてしまうからです。
それゆえ、飢餓状態におちいった場合、
男性よりも女性のほうが飢餓率が
高い傾向があることになります。
日本のコロナ補償の給付金も
同じようなことが、当然考えられます。
世帯主(男性)が家族のぶんまで
一括して受給すると、女性や子どものぶんを
その男性が着服する可能性があります。
DVから逃れて離れて暮らしているといった
事情がなくても、女性の受ける給付金が
男性に取られるケースが、あちこちで
出てくることが考えられます。
「世帯主が申請・DV被害者の対処法」
世帯主による一括申請だと、
世帯主の夫(父親)に着服されそうだとか、
自分は受け取れそうにないという声が
すでにいくつもあがっています。
「10万円給付「世帯主が申請」に不安の声、DV被害者はどうすればもらえる? 総務省に聞いた」
また、SNSやインターネット掲示板には、
「夫からDVを受けて別居しているが、
住民票は移していないから申請できるか不安」
「夫が浪費家のギャンブラー。
どうやって自分と子どもの分を確保したら
良いかわからない」といった妻たちの声が寄せられた。
ほかにも、ツイッターでは、
「全て父親にとられることが目に見えていて辛い。
取られるくらいなら申請したくない」
「毒親持ち世帯で10万貰えなさそうな子は
今すぐ役所に行って世帯分離して」
といった虐待を受けていると思われる
子どもからの投稿も見られた。