2020年05月13日

toujyouka016.jpg また別姓夫婦の子どもが出てきた

5月10日エントリの続き。

選択的夫婦別姓についての「選挙ドットコム」の
長尾たかしのインタビュー記事を見ていきます。

「日本人の「生活」を法律で縛るべきなのか? 長尾敬・衆議院議員に聞く 「選択的夫婦別姓」のはなし【3】」

 
長尾たかしはなぜ選択的夫婦別姓に
反対するのか、その理由を最初に述べています。
「子どもにとって両親の苗字は
同じほうがよい」ということだそうです。

長尾敬議員:理由はいろいろとあるけど、
まずは子どもにとって、お父さんとお母さんの苗字は
同じほうが良いということです。
それが、これまで日本を形作ってきた家族制度です。

長尾たかしは2018年の国際女性の日にも
選択的夫婦別姓に反対する意見を
ツイッターで述べて話題になっていました。

そのときの長尾たかしがあげた反対の理由も
「子どもにとって両親の苗字は
同じほうがいいと思う」でした。
同じ理由をここでも述べたのでしょう。

「長尾たかし・選択的夫婦別姓に反対」



長尾たかしの根拠は「自分の子どもに
聞いたら嫌だと答えるので、ほかの多くの
子どもたちもそうだろう」というものです。
ずいぶん狭い個人的体験を一般化したと思います。


親が夫婦別姓でも、その子どもはそんなことを
気にしないことは、これまでにたくさんの報告があります。
長尾たかしは2年前のときもツイッターで
何人ものかたから反論されていました。

たくさんのかたからの反論に対して、
長尾たかしはそれらに再度根拠を示して
反論することはなかったのでした。
それでも意見を変えなかったということです。


インタビューでは選挙ドットコムのかたも、
両親が別姓でも問題なく育っている子どもたちは
たくさんいますよと、指摘されます。

選コム:子どもから見て両親の苗字が同じほうが
良いのではというお話ですが、両親の苗字が違っても
家族仲良く、すくすくと育っているお子さんもいます。

長尾たかしの答えは「両親が別姓でも
問題ない子どもがいることは把握している、
そうした家庭を問題視はしない」という趣旨です。

長尾議員:もちろん、ご家庭の事情でご両親の苗字が
違ってもすくすく育っているお子さんもいます。
それぞれの個別のケースを問題視するつもりはありません。

それなら選択的夫婦別姓を認めても、
なんら問題ないのではありませんか?
両親の苗字が違っても子どもに問題ないのに
選択的夫婦別姓を認めない理由は、
なんなのかと思います。


長尾たかしは両親の苗字が違っても
なんら問題ない子どもはたくさんいる
ということは認識しているとは言えます。

2年前にたくさんのかたから反証された影響も、
ここにはあるのかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 23:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
非共存派の実の子が成人した時に選択的夫婦別姓を求めることがあります。その場合は非共存派の行為は子供のためになりませんね
Posted by 改姓した男の人 at 2023年10月23日 00:10
コメントありがとうございます。

ご指摘のことはじゅうぶん考えられます。
実際に自分の子どもが選択的夫婦別姓を
必要としたとき、問題の反対派(非共存派)は
どうするのかと思います。

彼ら反対派(非共存派)たちは、
このあたりをあまり心配していないのか、
話題にすることがないようです。
なので彼らがどう考えているのかは、
よくわからないですが。
Posted by たんぽぽ at 2023年10月24日 22:10
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