2020年05月16日

toujyouka016.jpg つぼみカフェ・支援ではなく出会い

5月8日エントリの続き。

「つぼみカフェ」は10代の少女の
心理的障壁を減らし少しでも来やすくなるよう
さまざまな工夫を凝らしています。

「少女を性被害・虐待から救う“10代限定”ピンクの「バスカフェ」を取材した」

たとえば少女たちを「支援」するのではなく、
自分たちから「出会い」に行く、
というスタンスで活動しています。

 
10代の少女たちはおとなから虐待などの
仕打ちを受けて、精神的に傷ついているし、
大人に対する強い不信感があります。

そうした子には支援機関に相談するという
「通常の方法」は心理的抵抗が強くなります。
相談機関を調べて連絡を入れるだけでも
負担があるし、また支援機関の人たちのことも
信用していないこともあるでしょう。

それゆえ「つぼみカフェ」のほうから
女の子たちを見つけて、出会って、
つながる必要があると考えることになります。

まず、公的機関や他の相談機関の方には、
街をさまよう女の子には出会うことが
できないと言われていました。

今までの支援の仕方といえば、相談窓口で待っていて、
そこに来た人たちに対応するのが基本だと思います。
でも、いろんな体験をして大人への不信感を
抱いている女の子が、自分で相談機関を調べて、
たとえば電話で面談の予約をして、
その時間にやって来るのは、すごくハードルが高いんです。

またハードルが高いと感じているために、
相談したいと思わない女の子もたくさんいます。
私たちのほうから出ていかなければ
会えない女の子たちがいるんです。


この「電話で面談の予約をして、その時間に
やって来るのは、すごくハードルが高い」
「ハードルが高いと感じているために、
相談したいと思わない」というのは、
「ある種の人」たちには理解がきわめて
むずかしいかもしれないです。

「ある種の人」たちは、相談機関を調べて
電話で面談の予約をしてその時間に出向くくらいは、
問題なく「軽作業」だと思います。

この「ある種の人」たちというのは
「10代の女の子」のような、社会的に弱い立場の
人間ではなく、むしろ社会的には強い立場に
いることも多いだろうと思います。

それゆえこのような「ある種の人」たちは、
他人から深く傷つけられ、人間が信用できなくなる
という経験もほとんどないと思います。


当の女の子が相談機関に相談できずにいても
「ある種の人」たちは、「この子は助けて
もらいたいのに、なぜしかるべき機関に
相談しないのか、助けてもらいたくないのか?」
くらいに思うのではないかと思います。

そして「ある種の人」たちは、
「お前はやる気がないのか?」と、
相談できずに悩んでいる女の子を
しかったりどやしつけたりと、
攻撃的な態度に出ることになります。

かかる扱いを受けた当の女の子は
ますます心を閉ざして、他人が信用できなくなり、
だれにも相談しなくなることなります。

posted by たんぽぽ at 14:47 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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