2020年05月19日

toujyouka016.jpg 伝統は百田尚樹から持ち出した

5月17日エントリの続き。

「伝統」を持ち出して選択的夫婦別姓の
反対論をツイッターで述べた
百田尚樹氏についてお話したのでした。

その百田尚樹氏のツイートにつながった
スレッドのひとつに、「日本の夫婦同姓は明治以降、
選択的夫婦別姓が日本の伝統」と
反論するリプライがありました。

 

そうしたら百田尚樹氏は、
「伝統だから選択的夫婦別姓に賛成というなら、
江戸時代の身分制度なども復活させると
言うのか?」などと言ってきました。



先に「日本の伝統」を持ち出して、
「夫婦同姓の強制を維持するべき」と
言ったのは百田尚樹氏です。

「江戸時代の身分制度も復活させる
ことになる」というのは、百田尚樹氏の理屈で
そうなることになります。


自分がさきに伝統を持ち出しておいて、
反論されるとあたかも議論している
相手の選択的夫婦別姓の推進派から
持ち出したかのような言いかたをするのは、
反対派(非共存派)にときどきいると思います。



5月17日エントリでも少し触れましたが、
選択的夫婦別姓の実現を求めるかたたちは、
自分の生活や尊厳のために主張しています。
「伝統」なんてむかしのことは
ほとんどどうでもいいことです。

選択的夫婦別姓の推進派が伝統について
議論するのは、反対派(非共存派)が持ち出すので
反証の必要が出てくるからです。

上述のスレッドで反証したかたも、
百田尚樹氏をはじめスレッドに出てきた
反対派(非共存派)が執拗に伝統にこだわるから
「夫婦別姓こそ日本の長い伝統」と
述べたまでだと思います。

百田尚樹氏は自分が日本の伝統かどうかで
判断するので、選択的夫婦別姓の推進派も
同様だと思っているのかもしれないです。
もしそうなら、世の中には自分と異なる
他人がいることを理解されたいです。

posted by たんぽぽ at 23:12 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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