2020年05月26日

toujyouka016.jpg つぼみカフェ・半オープンな空間

5月16日エントリの続き。

「つぼみカフェ」がバスカフェという形態と
しているのも、10代の女の子たちの心理的障壁を
減らすために考えられたものです。

「少女を性被害・虐待から救う“10代限定”ピンクの「バスカフェ」を取材した」
「仁藤夢乃さんバスカフェ視察の自民党の馳浩などのグループの態度がひどいと告発、男性議員のセクハラ疑惑も」

 
女の子たちはいろいろな経験をしているので、
いきなり出会った大人を信じて
もらうのはなかなか難しいんです。
そういう女の子を屋内に案内するのは
なかなかハードルが高いんですが、
バスカフェのような半分オープンなスペースなら、
より関係性が作りやすいと思います。

女の子たちが生活している場所に、
私たちの方から出て行ってカフェを開くことで、
困っていることがあったら駆け込んでもらいたい。
カフェという拠点があれば
「あそこに行けばご飯が食べられるよ」とか
「何かあったら来てね」と案内することができます。


人間不信になっている女の子たちに
屋内へ案内するのは難しいことです。
そこでバスカフェのようは半分オープンな
場所なら、女の子たちの心理的抵抗も
少なくなるだろうということです。

10代の少女たちがくつろいだり
寝泊まりするので、完全なオープンな
場所にすることはできないです。
それでも少女たちが中で安心して過ごせるよう、
深夜は閉鎖できる必要があります。

それで半分オープンなバスカフェ
ということになったのでしょう。


「つぼみカフェ」を主催している
「Collabo」は、最初はふつうに街中で
女の子たちに声をかけていたようです。

それでもたいていの女の子は、
見ず知らずのおとなであるCollaboの人たちに警戒して、
なかなか信頼しようとしないです。

そこで「なにかあったら来てね」と
案内するための拠点を作ることになるのですが、
通常の建物の中が難しいので、
バスカフェにしたということもあります。


Collaboには多くの子(10代-20代の女性)から
相談があったとあります。
また自転車で一時間半かけて
「つぼみカフェ」に来たという子もいます。


「つぼみカフェ」は少女たちから信頼され
期待されているということです。
開催の日時と場所がかぎられているのが残念です。

posted by たんぽぽ at 22:36 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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