2020年05月31日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓と共産主義イデオロギー

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
「おはよう東京」が、選択的夫婦別姓の導入は
レーニンの実験だ、などとすごいことを
言っているのを引用しています。

 


選択的夫婦別姓をレーニン主義や
共産主義のイデオロギーと結びつける人は、
反対派(非共存派)にはよくいます。
むかし八木秀次氏が熱弁をふるっていたこともありました。

「民法改正運動の展開 - 2002年前半(2) 反対派議員たち、動き始める」

そして、反対派が招いたのが、高崎経済大学の八木秀次氏でした。
共産主義陰謀論にすっかり毒された、あの八木ですよ。

この先生に言わせると、選択別姓はレーニンが主張していたから、
共産主義の政策を評価しているのだ、などとなるのです。
世界のほとんどすべての資本主義国で、
選択別姓が認められているのは、どう説明するつもりなのでしょうか?
(ちなみにたんぽぽも、レーニンが別姓を主張していたことなど、
ちーっとも知りませんでしたよ。(へぇ〜)
わたしは、恥ずかしいなんて、ぜんぜん思わないけど...)

あの安倍晋三首相も、野党議員時代に
「夫婦別姓は家族破壊のための
共産主義のドグマ」と言ったことがありました。

「夫婦別姓は家族解体が目標?」
「夫婦別姓は共産主義のドグマ?」

このような共産主義陰謀論を主張する
選択的夫婦別姓の反対派はまだまだいるようです。
彼らのあたまの中には入って
いきやすいことなのかもしれないです。


自分の生来の苗字を変えないだけで、
なぜにレーニンの思想になったり
共産主義のドグマになったりするのかと思います。
まったく不可解としか言いようがないです。

選択的夫婦別姓の実現を求めているかたの中には、
レーニンや共産主義のことなんて
ろくに知らないというかたも少なくないと思います。
わたしも知りませんよ。)



2020年の現在、世界中のほとんどの国で
選択的夫婦別姓が実現しています。
この中に共産主義の国なんてほとんどないです。
選択的夫婦別姓のいったいどこが
「レーニンの実験」なのかと思います。

「夫婦別姓が選択できない日本以外の国?」



ドイツで選択的夫婦別姓が実現したのは
1993年(施行は1994年から)です。
冷戦が崩壊して東ドイツが共産主義で
なくなったすぐあとというのが象徴的です。

「ドイツの選択的夫婦別姓」



posted by たんぽぽ at 21:29 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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