2020年06月13日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓と自民党支持

いまから1年近く前ですが、
選択的夫婦別姓の賛否についての
ツイッターのアンケートがありました。

このアンケートは選択的夫婦別姓に
賛成か反対か、自民党を支持するか不支持かで、
選択肢が4つというのが特徴です。

 


自民党は選択的夫婦別姓が実現しない元凶です。
また主要政党の中ではただひとつ
賛成の議員・候補者が目立って少ないです。

「選択的夫婦別姓が実現しない元凶・自民党」
「選択的夫婦別姓・自民党に中立が増えた」

よって選択的夫婦別姓に対するスタンスを
調べるに当たって、自民党を支持するか
しないかまで関心を払うことは
妥当性があることになります。


結果は
選択的夫婦別姓に賛成+自民党支持: 11.5%
選択的夫婦別姓に反対+自民党支持: 2.4%
選択的夫婦別姓に賛成+自民党不支持: 82.7%
選択的夫婦別姓に反対+自民党不支持: 3.3%
となっています。

合計すると、
選択的夫婦別姓に
賛成: 94.2%
反対: 5.6%

自民党を
支持: 13.9%
不支持: 86.0%

合計しても100%にならないのは、
少数第二位以下を四捨五入するからだと思います。



自民党支持層にかぎると
選択的夫婦別姓に
賛成: 82.8%
反対: 17.9%

自民党不支持層にかぎると、
選択的夫婦別姓に
賛成: 96.2%
反対: 3.8%


眼につくのは選択的夫婦別姓に賛成で
自民党不支持が全体の8割以上で
回答者のほとんどを占めていることです。

アンケートを作ったかたの政治的立ち位置と
近いかたが多く集まることが予想されるので、
これは意外性はないことです。
アンケートを作ったかたもこれは認識しています。


一般的な世論調査の数字と比べると、
選択的夫婦別姓に賛成と自民党不支持が、
このアンケートではずっと多いことからも、
それはわかると思います。

「選択的夫婦別姓・ふたつの世論調査」
「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」


それでも選択的夫婦別姓に反対の人は
予想以上に少ないと、アンケートを
作ったかたはコメントしています。

わたしも反対派(非共存派)がこんなに
少ないというのはしばし意外です。
全体で5%程度というのは希少価値のレベルです。

ネット、ツイッターにいると、
選択的夫婦別姓の反対派が結構視界に入って、
それなりにいる印象を受けます。
実は少数の反対派が悪目立ちしている
だけなのかもしれないです。


自民党支持層にかぎっても、
選択的夫婦別姓に反対の割合が18%というのは、
世論調査の結果よりずっと少ないです。

自民党支持層でもアンケート作成者と
政治的立ち位置がどちらかというと近い人が
集まっていることが考えられます。

あるいはネット、ツイッターでは
自民党支持層でも、選択的夫婦別姓に
反対する人は世論一般より少なめ
ということかもしれないです。


付記1:

朝日新聞と谷口研究室の共同調査では、
自民党支持層で選択的夫婦別姓に反対は、
2020年調査では21%でした。

「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」

これは選択肢が5つで「中立」もあるからで、
「賛成」と「反対」のふたつだけなら、
反対はもっと多いと考えられます。



付記2:

政治的立ち位置が右寄りの人が作成した
選択的夫婦別姓のアンケートでは、
反対派が全体の42.5%でした。

「選択的夫婦別姓のアンケート・最終結果」

ネット、ツイッターでも反対派は
集まればそれなりの数になるのでしょう。

posted by たんぽぽ at 22:13 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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