2020年06月14日

toujyouka016.jpg 同性結婚の法制化と自民党支持

6月13日エントリの続き。

選択的夫婦別姓の賛否について
ツイッターのアンケートを行なったかたは、
同性結婚の法制化の賛否についても
アンケートを取っています。

こちらも同性結婚の賛否と自民党の
支持、不支持で選択肢が4つあります。

 


自民党は同性結婚をはばむ元凶でもあります。
政党対象のアンケートで「性的少数者問題を
人権問題として取り組まなくてよい」と
臆面もなく回答する政党だからです。

「自民党の性的少数者排除」

よって同性結婚の法制化に対するスタンスを
調べるに当たって、自民党を支持するか
しないかまで関心を払うことは
妥当性があることになります。


結果は
同性結婚に賛成+自民党支持: 11.8%
同性結婚に反対+自民党支持: 2.7%
同性結婚に賛成+自民党不支持: 83.0%
同性結婚に反対+自民党不支持: 2.5%
となっています。

合計すると
同性結婚に
賛成: 94.8%
反対: 5.2%

自民党を
支持: 14.5%
不支持: 85.5%



自民党支持層にかぎると
同性結婚に
賛成: 81.4%
反対: 18.6%

自民党不支持層にかぎると
同性結婚に
賛成: 97.1%
反対: 2.9%


きわだっているのは、自民党を不支持で、
同性結婚に賛成が全体の8割以上であり、
圧倒的な多数であることです。

これも選択的夫婦別姓のときと同様、
アンケート主の政治的立ち位置に
近いかたが多く集まるゆえと思います。


4つの選択肢の回答数の割合は、
同性結婚と選択的夫婦別姓でほとんど同じです。
多少差が出てくるかと思ったので、
これはいささか意外な結果です。

しいて言えば、自民党不支持で
「選択的夫婦別姓に反対>同性結婚に反対」と
なっているのが「差がある」と
言えるかもしれないです。

差は0.8ポイント(夫婦別姓反対3.3%、
同性結婚反対2.5%)ですが、実数が少ないので
誤差が入ったとも考えられます。


朝日新聞と東大谷口研究室の共同調査では、
2020年の結果を見ると、自民党支持層に
かぎっても、回答者全体の場合で見ても、
「選択的夫婦別姓に賛成>同性結婚に賛成」
「選択的夫婦別姓に反対<同性結婚に反対」の
傾向がいくぶん見られます。

「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」



ネット、ツイッターの世論は、世論一般よりも、
選択的夫婦別姓と同性結婚の両方で
同じスタンスの傾向が強そうです。

posted by たんぽぽ at 18:33 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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