選択的夫婦別姓と同性結婚の賛否について、
自民党を支持する、支持しないにわけた
ツイッターのアンケートをご紹介しました。
「選択的夫婦別姓と自民党支持」
「同性結婚の法制化と自民党支持」
結果出ました!
— tomo@磁石尊い (@ifmari) August 3, 2019
賛成95%、反対5%
補正は必要だけど、反対が想像以上に少ないから、ネットで喚いてる反対派はごく一部ってことかな?サイレントマジョリティーが賛成ってこと。
ちな、反対の詳細
自民支持14%、自民不支持3%
これは想定の範囲だけど、それでも自民支持層でさえ反対派は大分少ない印象。 https://t.co/0V8OACD4jz
こちらも最終結果出ました!
— tomo@磁石尊い (@ifmari) August 3, 2019
賛成95%、反対5%。
反対の内訳は
自民支持20%、自民不支持2%
自民支持層(保守層)は同性愛に不寛容な傾向があるのかな?別姓より多いのは意外でした。https://t.co/qbWfyWecuw
結果は選択的夫婦別姓、同性結婚のいずれも
賛成が圧倒的多数、そして自民党不支持のかたが
回答者に多い、となりました。
選択的夫婦別姓に賛成+自民党支持: 11.5%
選択的夫婦別姓に反対+自民党支持: 2.4%
選択的夫婦別姓に賛成+自民党不支持: 82.7%
選択的夫婦別姓に反対+自民党不支持: 3.3%
同性結婚に賛成+自民党支持: 11.8%
同性結婚に反対+自民党支持: 2.7%
同性結婚に賛成+自民党不支持: 83.0%
同性結婚に反対+自民党不支持: 2.5%
ほかに特徴的なこととして、
選択的夫婦別姓と同性結婚とで、
数値がほぼ同じということがあります。
同性結婚は選択的夫婦別姓よりは抵抗が強く、
賛成がいくらか少なめになりそうだと
予想されますが、そうではなかったです。
それゆえ選択的夫婦別姓の賛成派と
同性結婚の賛成派、そして選択的夫婦別姓の
反対派と同性結婚の反対派は、
ほとんど重なっていると考えられます。
選択的夫婦別姓に賛成で同性結婚に反対、
あるいは選択的夫婦別姓に反対で
同性結婚に賛成という人もいるでしょうけれど、
全体から見ればごく少ないということです。
「選択的夫婦別姓に賛成、同性結婚に反対」と、
「選択的夫婦別姓に反対、同性結婚に賛成」が
ほぼ同数なら、これら「交差」する
選択の人が相当数いることもありえます。
これら両者がほとんど同数というのは、
偶然で起きる確率はごく小さいと思います。
アンケートを作ったかたは、選択的夫婦別姓と
同性結婚とで、賛否が重なっているのではないか、
ということを確かめたかったこともあります。
さて、このアンケートの意図は、ツイッターで目にするこれらの話題とその意見について、
— tomo@磁石尊い (@ifmari) August 3, 2019
・反対は保守層に多いのではないか?
・選択的夫婦別姓と同性婚の反対層はかぶるのではないか?
という仮説を立てていたからです。概ね予想通りかな。もちろん、どちらかだけ反対の人もいるんでしょうけど。
結果を見ると「交差」する選択をする人は
ほとんどいないと考えられます。
よってアンケートを作ったかたの仮説は
証明されたと言えそうです。
付記:
朝日新聞と東大谷口研究室の共同調査では、
「選択的夫婦別姓に賛成>同性結婚に賛成」
「選択的夫婦別姓に反対<同性結婚に反対」の
傾向がいくぶん見られます。
「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」
世論全体で見ると、選択的夫婦別姓に賛成で
同性結婚に反対という「交差」する選択を
する人がある程度いるのでしょう。