ダーウィンの進化論がいう「適者生存」とは、
たまたまその環境に適応していたものが
子孫を残して広がるというものです。
「偶然適応する変化をしていた」というだけで、
「変化したい」「変化できる」のような
意思や能力はまったく入らないです。
「自民党憲法改正漫画【教えて!もやウィン】「ダーウィンの進化論から学ぶこととは?」に批判殺到」
こういうのがまさに「疑似科学」の典型例。憲法改正が必要か否かとダーウィンが云々は全く関係ない。そもそも進化論は「適者生存」であって変化が正しいなんて話ではない。つーか、こういう風に疑似科学的に進化論を使って世界中が大惨事になった優生学というのを知らんのか。 https://t.co/qhPjhvZqMM
— 三毛招き (@mikemaneki) June 19, 2020
#news23
— 但馬問屋 (@wanpakuten) June 22, 2020
“自民 改憲マンガがダーウィン誤用”
千葉 聡教授(生態学)
「進化を発展すること、良くなること、進歩することと捉えている時点で誤り。進歩というのはプロセスの結果で、能動的に意志持ったり目的を持って変わるようなプロセスではない。初歩的な、一番やっちゃいけない間違い」 pic.twitter.com/iNFwi2qxll
それゆえ「生き残るのは変化できる者」
なんて、進化に能力が関係すると
考えている時点で、ダーウィンの進化論を
適切に理解していないことになります。
もちろん進化論を提唱した本人のダーウィンが、
こんな間違いをするはずないことです。
それゆえ「変化できるもの」うんぬんは、
ダーウィンの言であるはずないことは、
こうしたことからもわかることです。
生命進化に「変化できる」「変化したい」
という能力や意思が入ると考えるのは、
進化論をよく理解できていない人が、
しばしばおちいる誤解だと思います。
「生命進化は偶然の積み重ね」というのは、
なかなかわかりにくい(受け入れにくい?)
ことなのだろうとは思います。