2020年06月24日

toujyouka016.jpg 生命進化は偶然・わかりにくい概念

6月23日エントリの続き。

ダーウィンの進化論がいう「適者生存」とは、
たまたまその環境に適応していたものが
子孫を残して広がるというものです。

「偶然適応する変化をしていた」というだけで、
「変化したい」「変化できる」のような
意思や能力はまったく入らないです。

「自民党憲法改正漫画【教えて!もやウィン】「ダーウィンの進化論から学ぶこととは?」に批判殺到」

 


それゆえ「生き残るのは変化できる者」
なんて、進化に能力が関係すると
考えている時点で、ダーウィンの進化論を
適切に理解していないことになります。

もちろん進化論を提唱した本人のダーウィンが、
こんな間違いをするはずないことです。
それゆえ「変化できるもの」うんぬんは、
ダーウィンの言であるはずないことは、
こうしたことからもわかることです。


生命進化に「変化できる」「変化したい」
という能力や意思が入ると考えるのは、
進化論をよく理解できていない人が、
しばしばおちいる誤解だと思います。

「生命進化は偶然の積み重ね」というのは、
なかなかわかりにくい(受け入れにくい?)
ことなのだろうとは思います。

posted by たんぽぽ at 21:59 | Comment(0) | 疑似科学(にせ科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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