選択的夫婦別姓のアンケートを行なっていました。
3月8日の国際女性の日を意識してのものものです。
「夫婦別姓、賛成8割 アンケートに「別姓選べず結婚断念」4%」
(はてなブックマーク)
8日は国連が定める国際女性デー。
男女格差が根深く残る日本では、夫婦同姓を法律で
義務付け、結婚後、女性の9割以上が夫の姓に変えている。
特命取材班は、全国の読者に結婚後に
改姓するかどうかを選べる「選択的夫婦別姓」に
関するアンケートを行った。
このアンケートで注目するのは次の設問です。
「選択的夫婦別姓が実現しないせいで
結婚を断念、もしくは事実婚とした」かたの
割合を調べているところです。
約8割が夫婦別姓に「賛成」と答え、
別姓を選べないことを理由に「結婚を諦めた」という人も4%いた。
別姓を選べないために結婚を諦めたり、
事実婚を選んだりした人も4%(77人)いた。
事実婚の期間が長かったという人は
「私は長男、妻は女姉妹でかなりもめた」(福岡県40代男性)。
「先夫との間の子がいたため、子どもの姓を
変えることに抵抗があった」(福岡県40代女性)と、
再婚を踏みとどまった人もいた。
夫婦同姓の強制のせいで結婚できなかった人の
割合が4%というのを、多いと考えるか
少ないと考えるかという問題があります。
わたしは思ったより少ないという印象です。
選択的夫婦別姓が認められないせいで
女性が結婚改姓して夫婦同姓となることを
余儀なくされる、というケースが
もっとも多いのかもしれないです。
それでも夫婦同姓が強制されるせいで、
結婚を断念する人が一定の数だけいること、
それが調査のかたちで確認できたことは、
特筆することだと思います。
夫婦同姓の強制のため結婚できなかった人の
割合を調べた調査は、おそらく
はじめてではないかと思います。
これはもっと調べることだと思います。
今年の1月に「結婚しなくていい」という
野次を引き出すことになった
玉木雄一郎の代表質問で、選択的夫婦別姓が
認められないので結婚を断念した
人たちのお話が出てきました。
「「結婚しなくていい」と少子化対策」
玉木氏は質問で、若い男性から「交際女性から
『姓を変えないといけないから結婚できない』と言われた」と
相談されたことを紹介したうえで、
「夫婦同姓も結婚の障害になっている」と指摘した。
この際、ヤジが飛んだという。
西日本新聞のアンケートの設問は
これを意識したのもあるかもしれないです。