2020年07月16日

toujyouka016.jpg 指導的地位の女性30%・立憲民主党の取り組み

7月12日エントリの続き。

政府・自民党が指導的地位における
女性の割合30%の目標を、2030年までに
先送りするというニュースを、立憲民主党の
ツイッターアカウントがツイートしていました。

 

そこへ立憲民主党こそ幹部を全員女性にしろ、
「隗より始めよ」というリプライがつきました。



女性管理職30%はもともと政府の目標です。
最初にこの目標を打ち立てたのは
小泉政権ですから自民党政権のときです。
2012年の安倍政権が、この目標に注目して
再度明確に掲げています。

よって政府・自民党が目標を達成することが、
なにより大事だと思います。
「隗より始めよ」というなら、
始める必要があるのは政府・自民党です。


問題のリプライは「全員ご婦人に」と
なぜか言っているのですが、
全員女性にする必要はないです。
ジェンダー比を考えれば女性は50%でよいです。
そして数値目標は30%です。
どこから「全員」が出てきたのかと思います。

「ご婦人」という表現にも言いたいことはありますが、
いまは置いておくことにします。


国会議員はとくに役職がなくても、
それだけで「指導的地位」になります。
それゆえ女性国会議員の割合を30%以上にすれば、
女性が党の幹部についていなくても、
一定の目標を達成したことになります。

(女性で役職についているかたがいて、
幹部も女性の割合が30%以上であれば、
そのほうが望ましいですが。)


2019年の参院選では、立憲民主党の
女性候補者の割合は45%でした。


パリテ法は女性を30%以上にすることを
求めていますが、立憲民主党は自主的に
女性を40%以上とより高い目標を設定して、
それを守ったということです。

「立憲民主党・女性候補者4割を目標」



立憲民主党の女性当選者は6人でした。
当選者全体は17人ですから、
女性の割合は35.2%になります。

2019年の参院選にかぎってでしたら、
すでに立憲民主党は女性国会議員の割合を、
30%以上にしていることになります。



「指導的地位の女性の割合30%」の目標は、
立憲民主党ははじめているし、
到達できている部分もあると言えます。

posted by たんぽぽ at 22:04 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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