2020年08月02日

toujyouka016.jpg 婚姻の適切な認識を示すことが大切

7月31日エントリの続き。

『りぼん』の付録の婚姻届けについてですが、
こうしたものに関しては「婚姻制度や
婚姻の現状について、読者が適切な認識を
持つようにする」ことがなにより大切
ということになるでしょう。

少女たちが夢を見るものだからこそ、
間違った認識や偏った認識を植え付けることは、
極力避けてほしいものです。

 


婚姻に関する「適切な認識」の筆頭は、
やはり「女性はかならず結婚改姓しなければ
ならないと決まってはいない」でしょう。

女性も結婚改姓したくないと思ってよいし、
不本意な改姓は抗議することです。
現在の法律でも夫婦のどちらの名字を
選ぶことができて、改姓するのは女性とは
決められていないです。

こうしたことは『りぼん』世代のうちから
適切な認識を示すことで、適切に把握できるように
することが好ましいでしょう。


現状では社会通念によって、ほとんどの婚姻の
ケースで女性が改姓させられることは、
把握させる必要はあることです。
そして意に反して改姓をさせることは
差別ということも、示したほうがいいでしょう。

かくして差別的で不本意な結婚改姓を
解消するために、選択的夫婦別姓の導入が
求められていることになります。
ここまで少女たちが理解できるように付録が
作られていれば、じゅうぶんでしょう。


このほか、

初婚の場合は夫婦の戸籍が新しく作られる

婚姻届け提出の際、本籍地をあらたに決める

婚姻届けを出すことを「入籍」というのは、
正しい表現ではないし、このましくない

離婚という選択肢もある

といったことも、読者の少女たちに
しめしておくとよいと思います。
その意味でも、本籍地を記入する欄を
付録の婚姻届けでも再現するとよさそうです。

posted by たんぽぽ at 23:07 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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