子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)には
薬害があると根拠もなく信じられ、
厚生労働省が2013年にHPVワクチンの
接種を実質的に中止しました。
そのせいでHPVワクチンを無料で接種できる
あいだに、接種しないまま過ぎてしまうかたが
出てくることになりました。
これが2010年代の中ほどのことです。
「HPVワクチン薬害説のメモ」
「HPVワクチン・日本の中止」
その世代のかたたちも大学生になったわけです。
そしてみずからが被害者であることを、
認識するようになったということです。
彼女たちがHPVワクチンを接種する機会を
逃した直接的な原因は、厚生労働省が2013年に
接種差し止めの判断をしたことによります。
つまり国の政策の失敗であり、
彼女たちは国の被害者になります。
となれば国はその責任を取る必要があります。
HPVワクチンを接種する機会を
逃した彼女たちのために、もう一度接種の
機会を作ることくらいは、国の責任の取りかた
としては、当然と言えるでしょう。