緊急避妊薬を容易に入手できることを
要望する署名は、NHKの『おはよう日本』で
産科医が緊急避妊薬に反対する意見が
衝撃的だったことがあります。
そもそも「性教育 避妊」の教育の場がなのは「若い女性」の問題じゃなく、遠見先生 @emmi__chan が言うように「日本社会全体の問題」だし、なら尚更、望まない妊娠に苦しむ女性たちを減らすために最後の砦である #緊急避妊薬を薬局で 購入できるようにするべきでしょう pic.twitter.com/J9D6rBr9NX
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) July 28, 2020
反対派の産科医氏に言わせると、
「若い女性は性教育を受ける機会がないから、
安易に緊急避妊薬を使う考えに流れる」そうです。
女性が性衝動を起こす生物学的条件を
何度かお話していますが、女性にとって性行為は
とても慎重を期するものです。
「性衝動の生物学的条件」
これら3つは、すべてを満たす必要があります。
ひとつでも欠けると、女性はセックスに消極的になります。1. 自分自身の生活レベルから見てもうひとりの生命を背負って
生きてゆくことが可能かどうかの生活レベル判定です。
2. 相手となる男性の適応度がある程度以上に高いかどうかをもとにした
遺伝子継承可能性についての遺伝子選別(配偶者選択)です。
3. 相手となる男性がその生活をサポートしてくれるか
どうかを判断するための愛情確認です。
妊娠した際の生物学的負担や、
出産後の育児に対する負担や経済的負担を考えれば、
緊急避妊薬を飲む必要のある事態は、
女性にとってとても恐ろしいことです。
何度も繰り返し経験したくないでしょう。
緊急避妊薬が容易に手にはいるように
なったくらいで、「次も使えばいいと
安易に考える」なんてことなど
あるはずないだろうというものです。
この「安易に緊急避妊薬を使う」という意見に
同調する人も、残念ながらいると思います。
実際、緊急避妊薬に反対する人たちは、
よく持ち出す理由だと思います。
彼らはどうやって、女性が性衝動を起こす
生物学条件に真っ向から反することが
起きると考えるのかと思います。
反対する人たちはほとんどが男性です。
そして男性が性衝動を起こす
生物学的条件はハードルが低いです。
男たちは比較的容易なことで
セックスをしたがるということです。
これらのうちどちらかひとつでも満たせばよく、
ひとつが欠けているだけなら、男性はセックスに積極的になります。A. 男性の性衝動は、能動的、攻略的なものであり、
女性の子どもを産む育てる能力
(fertility:ファーティリティ、妊孕性)について
無意識のうちになされる評価によって湧き起こる
B. ファーティリティの現在からの積分である
フィカンディティ(ficundity:フィカンディティ、
これからどのくらい子供を産めそうか)という観点
彼ら反対派の男性たちは自分がセックスを
やりたがるので、女性もきっとそうだろうと
思っているのかもしれないです。
このように生物学的なことが問題で、
性が深く関わっているときこそ、
「男と女は違う」と声を大にして主張したいです。
こちらにコメントありがとうございます。
>産婦人科医団体のそれなりの地位にある方が
お医者でも「とんでも」や非科学に走ることは、
残念ながら少なからずあるようです。
加えて医学業界はジェンダーに関しては、
因襲・反動的なことが多いです。
となれば、くだんの産科医のような
ジェンダー差別的な非科学を信奉するお医者がいても、
珍しいことではないかもしれないです。
とてもゆゆしいお話ではありますが。