7月5日に投開票の東京都知事選は
事前の予想どおり小池百合子の圧勝で、
あまり面白みのない結果かもしれないです。
「東京都知事選」
それでも選挙に関するデータを分析すれば、
一定の知見が得られることはあるようです。
今回はジェンダー別の投票率を見たいと思います。
投票率が「男性<女性」となっているのは
当選を果たした小池百合子です。
男性は50%程度ですが、女性は60%以上が
小池百合子に投票していて、
10ポイント程度の差がついています。
「無党派層の5割が小池氏に、女性支持高く 朝日出口調査」
「小池氏再選、全年代から高い支持 女性の61%が支持」
小池氏には自民、公明支持層の8割、無党派層の54%が投票した。
さらに立憲支持層の29%、共産支持層の17%も取り込んでいた。
女性の支持が高く、全ての年代に浸透している。
小池氏への年代別の得票率をみると、
70歳以上が65%と最も高く、10代の61%、50代の57%、
60代の56%、20代の49%、30代の47%と、
すべての年代で支持を受けていた。
男女別の得票率では、女性の支持が61%で比較的厚かった。
小池百合子の得票率が「女性>男性」と
なったのは、「女性だから」ということで、
女性有権者から信頼や期待を
されたということだと思います。
小池百合子は女性だけど、女性の権利や
暮らしにはたいして理解はないのでは?と、
お考えのかたもいらっしゃると思います。
「小池百合子の少子化対策?」
「都知事選・保育と貧困政策」
「小池百合子は別姓反対派」
「平成のおとなたち」と違って、
政治的ミソジニーを克服したと思われる
「令和のこどもたち」も、「女性というだけでは
女性の権利や暮らしに理解があるとは
かぎらない」という見きわめまでは、
まだ意識が行かないのかもしれないです。