2020年09月10日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・これからなにを考える?

9月7日エントリの続き。

TBSの『news23』で、選択的夫婦別姓の
見解について聞かれて口ごもった菅義偉ですが、
民法改正したほうがいいと言われて
「そこはこれからいろいろ考える必要が
あると思っています」と答えています。

「菅官房長官「news23」山本恵里伽アナに「選択的夫婦別姓に関してはどうお考えですか」と聞かれ
「働いている人が途中、変えないでそのまま継続できるのはいい」」


 
菅義偉官房長官が3日放送のTBS系「news23」
(月〜木曜・後11時、金曜・後11時半)にスタジオ生出演した。

自民党総裁選への出馬を表明した菅氏に
キャスターで同局の山本恵里伽アナウンサーは、
女性活躍の政策について質問した。
さらにこれに絡んで「選択的夫婦別姓に関しては、
菅さん、どういうお考えですか」と尋ねた。

これに菅氏は「私はそこについては…」と口ごもり
「本格的な…本格的といいいますかね、
働いている人が途中、変えないでそのまま継続して
働くことができるのは、そこはいいと思います」と述べた。

アンカーでジャーナリストの星浩氏が
「制度改正した方がいいような気がしますけどね」と聞くと
「そこはこれからいろいろ考える必要が
あると思っています」と菅氏は答えていた。


選択的夫婦別姓について、これからいろいろと
どんなことを考えるのかと思います。

選択的夫婦別姓は法制審議会の答申書が
1996年ですでに24年経過しています。
最初に議論され始めてからでしたら
40年程度経過しています。

選択的夫婦別姓なんてとっくに
議論されつくして、結論も出ています。
いまさら「これから考える必要のあること」
なんて、なにもないと思います。


菅義偉の「これから考える必要がある」は、
選択的夫婦別姓はまだ議論が必要だ、
というのと同様の趣旨と考えられます。

そうなると、これは選択的夫婦別姓の
反対派がよく言い出すことのうちです。
反対したいけれど理屈が見つからないので、
「まだ議論が必要」と言って、
時間の引き伸ばしを図るということです。

「選択的夫婦別姓・国民的議論が必要?(2)」


菅義偉は単に選択的夫婦別姓についての
見識がないので、「これからいろいろと
考える」と言っているだけ、
ということも考えられなくもないです。

そうであれば選択的夫婦別姓について
早くいろいろなことをお勉強して
必要な情報を得て、一定の見解を
示せるようになってほしいです。

世論一般は、選択的夫婦別姓を
重要政策と考えるようになっています。
菅義偉も今後、選択的夫婦別姓について
メディアから意見を聞かれる機会は
増えることと思います。

posted by たんぽぽ at 22:04 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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