7月29日に放映された『おはよう日本』で、
「若い女性は性の知識が少ないから、
安易に緊急避妊薬を使う」と主張した
産科医は、前田津紀夫氏です。
「安易に緊急避妊薬を使う考えに流れる?」
前田津紀夫氏は産婦人科医会の副会長を務めています。
医学で立派な肩書きを持ったかたが、
こんなとんでもない主張をしているわけです。
#おはよう日本 で予期しない妊娠で苦しむ女性と #緊急避妊薬を薬局で 購入できるようにとの活動を特集。遠見才希子先生@emmi__chan のコメント全くその通り。他方、産婦人科医会前田津紀夫副会長の日本の若い女性は性教育不十分だから安易に緊急避妊薬に流れると心配するコメント、本当に悔しい pic.twitter.com/EqjIiXdepD
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) July 28, 2020
そもそも「性教育 避妊」の教育の場がなのは「若い女性」の問題じゃなく、遠見先生 @emmi__chan が言うように「日本社会全体の問題」だし、なら尚更、望まない妊娠に苦しむ女性たちを減らすために最後の砦である #緊急避妊薬を薬局で 購入できるようにするべきでしょう pic.twitter.com/J9D6rBr9NX
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) July 28, 2020
医学の知識があるようなかたが、
「安易に緊急避妊薬を使う」などと
あまり科学的とは言えない主張をするのは、
はなはだ問題だと思います。
科学的な知識が豊富にあっても、
問題にジェンダーが関係してくると、
差別的な発想をすることはいくらでもあります。
その意味では意外性はないです。
医学の世界はジェンダーに関しては
因襲的、差別的であることも多いです。
それを考えると産婦人科医会のお偉いさんが
「若い女性は性の知識がない」という、
ジェンダー差別的な発想をするのも
意外性はないとは思います。
肩書きが立派なのは男性の場合、
社会の既得権益者ということになります。
そんな男性がジェンダーに関して
差別的なこともさもありなんです。
昨年2019年6月に厚生労働省が
緊急避妊薬に関する検討会を行なっていました。
「「若い女性は知識がない」「若い女性が悪用するかも」。アフターピルのオンライン診療検討会で出た意見」
ここでも前田津紀夫氏は参加していて、
「若い女性には知識がない」という
意味の主張を展開していました。
かなり問題含みなかたのようです。
第5回検討会では、次のような意見もあった。
他の国々が緊急避妊薬を薬局で
簡単に手に入れられるといっても、
若い女性が性に対して知識がない中で、責任が持てない。
日本産婦人科医会の前田氏からは、
“一般の女性”の性の知識についての欠如が
人工妊娠中絶の要因になっている
という趣旨の話が持ち出された。
「若い女性は知識がない」については昨年厚労省の検討会でも産婦人科医会が発言しており議事録でも公開されています。https://t.co/NgVdx4QPoE
— えんみちゃん (@emmi__chan) July 28, 2020