杉田水脈・女はいくらでも嘘をつける？

自民党の杉田水脈議員が、
「女性はいくらでもうそをつける」などと
発言したことが、物議をかもしています。

「杉田議員「女性はいくらでもうそをつける」」
（はてなブックマーク）
「杉田議員、女性はいくらでもうそ　自民党の合同会議で蔑視発言」
（はてなブックマーク）

　
共同の記事は短いので全文引用します。
問題の「女性はいくらでも嘘をつける」は、
性暴力や性犯罪についての会議の
最中に出てきたものです。

自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の
内閣第一部会などの合同会議で、
女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでも
うそをつけますから」と発言した。
被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。

杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは
言っていない」と述べて発言を否定したが、
会議に参加した複数の関係者から、
杉田氏の発言が確認された。

杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、
女性への性暴力に対する相談事業について、
民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。
被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。

性暴力の被害にあった女性は嘘をつくと、
杉田水脈は言いたいのでしょう。
実際に性被害を受けた女性に対する
セカンドレイプにもなると思います。


性暴力の被害女性をうそつき呼ばわりは、
性暴力の加害のもみ消しや矮小化をはかる
男たちに迎合していると思います。

「自分は女だから、女は嘘つきだ
ということがよくわかるんだ」と
眼前の男たちに示そうという判断が、
杉田水脈に入ったことも考えられます。

自民党ではこのような男性の差別意識に
迎合する女性議員が支持されるのかと思います。
自民党のジェンダーに関する因襲・差別的な
体質を考えれば、意外性はないです。


「女はいくらでもうそをつける」発言が
性暴力の議論で出てきたことから、
杉田水脈は伊藤詩織氏に訴えられていることが、
関係していることも考えられます。

「伊藤詩織が杉田水脈を提訴」

それ以前から杉田水脈は、伊藤詩織氏が
受けた性暴力に対してセカンドレイプを
する発言をしていました。

「詩織さんに被害者落ち度論」
「詩織さんに被害者落ち度論（２）」

主語が「女性は」ではなく「私は」なら理解できます。

提訴されている中で、もはややけっぱちなのでしょうか。このような発言を歓迎する人が支持層ならば、女性である杉田議員自体も蔑視されているということに他ならない。虚しくならないでしょうか。 https://t.co/3Ox8QqLRAS

— nana/井田奈穂/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) September 26, 2020