総裁選の際の、菅義偉の選択的夫婦別姓に
ついてのコメントを見て、
「菅義偉は選択的夫婦別姓に関して知識が不足」と、
青野慶久氏は評価しています。
今起きて録画した「がっちり」を見ようと思ったら、偶然ついてたフジテレビで総裁候補が選択的夫婦別姓について意見してました。簡単にまとめると、岸田→知識あるが慎重、菅→知識なし、石破→積極的賛成。うーむ、菅さんに正しい知識をつける必要がありそう。 pic.twitter.com/qxL8tkSPAs
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) September 12, 2020
続き)いまだに「旧姓を通称使用できる職場が増えてきた(から問題ない)」と言っちゃうのが残念ですね。本人にも周囲にも総務や経理や情シスにも負担をかけまくっているのに。
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) September 13, 2020
続き)政治家の不勉強によって国益を損ね続けているのは選択的夫婦別姓だけではないけれど、この問題は特に既得権益者がいるわけでもなく、足を引っ張っているのは古い知識や偏見だけ。正しい知識を広げて突破しよう。
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) September 13, 2020
菅義偉は知識が不足していると青野慶久氏が
感じた理由は、おそらく菅義偉の
選択的夫婦別姓に対する主張が
反対派のテンプレートだったから、
ということではないかと思います。
「選択的夫婦別姓・反対派のテンプレート」
菅氏は「家族の在り方に深く関わる事柄で、
国民の間で意見が分かれており、慎重な検討が必要」との立場。
このような「テンプレート」は
選択的夫婦別姓に反対したいけれど
ろくな見識のない人が、その場をしのぐために
持ち出すことが多いと思います。
選択的夫婦別姓問題にかかわったかたなら、
「テンプレード」は何度も聞いているでしょう。
それゆえ「テンプレート」を持ち出してくると、
その人の「わかっていなさ」が
はっきり伝わるということです。
菅義偉は選択的夫婦別姓に関する
知識がないから、通り一遍の反対派(非共存派)の
主張をすることはじゅうぶん考えられます。
このほかに菅義偉は支持層(日本会議系の
団体など)の支持を得たくて、
選択的夫婦別姓に反対の主張を
していることもあると思います。
この場合でも、自分で反対論を組み立てるだけの
見識がないので、「テンプレート」を
主張していることはあるでしょう。
あるいは選択的夫婦別姓に反対する
支持層の歓心を買いやすくするために、
彼らのあたまに入りやすい「テンプレート」を
主張していることも考えられます。
「テンプレート」も選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の支持層から
教えられたということも考えられます。
菅義偉が本当に選択的夫婦別姓問題について
「わかっていない」だけであのような
「偏見」にとらわれているのなら、
適切な知識を身につけてもらうことで
無理解が解消される可能性はあるでしょう。
そうではなく菅義偉は反対派(非共存派)の
支持層の歓心を買うために反対しているのであれば、
選択的夫婦別姓について適切な知識を
身につけてもらう労力を払ったところで、
あまり意味がないことが考えられます。