2020年10月10日

toujyouka016.jpg 同性結婚を認めても変わらぬ日常が続く

10月9日エントリの続き。

「同性結婚を認めたら足立区がほろぶ」という
自民党の白石正輝区議と対照的なのは、
モーリス・ウィリアムソン議員
(ニュージーランド)のことばです。

「「同性婚を認めても、関係ない人にはただ今まで通りの人生が続くだけ」。賞賛を集めたニュージーランド議員のスピーチ」

2013年にニュージーランドで
同性結婚を認める法案の最終審議と
採決のときになされたスピーチです。

 


このスピーチは同性結婚を法的に
認めたところで、直接関係ない人の生活は
なんら変わることなく、いままで通りの
日常が続くという趣旨です。

明日も世界はいつものように回り続けます。
だから、大騒ぎするのはやめましょう。
この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、
関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。

あたりまえのことですが、
同性結婚の法制化に反対する人がいる以上、
これをあえてはっきり述べて
確認する必要はあるのだろうと思います。


それまでと同じ平凡な日常が続くだけなのに、
「同性結婚を認めたら社会がほろぶ」なんて
大騒ぎをするのは、実に異様というものです。

モーリス・ウィリアムソンのスピーチと
並べると、白石正輝のコメントは
その異様さがさらに引き立つというものです。


これに対して必要とするかたたちには、
同性結婚の法制化は大きな恩恵があります。
異性愛者が認められていた権利と
同等のものを自分たちも
得られるのですから、当然のことです。

一部に恩恵を受ける人たちがいて、
それ以外の人たちにはなんら損失がない
ということになります。
同性結婚の法制化は「パレート改善」です。

「選択的夫婦別姓はパレート改善」


posted by たんぽぽ at 21:46 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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