「同性結婚を認めたら足立区がほろぶ」という
自民党の白石正輝区議と対照的なのは、
モーリス・ウィリアムソン議員
(ニュージーランド)のことばです。
「「同性婚を認めても、関係ない人にはただ今まで通りの人生が続くだけ」。賞賛を集めたニュージーランド議員のスピーチ」
2013年にニュージーランドで
同性結婚を認める法案の最終審議と
採決のときになされたスピーチです。
「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られているとなったら、足立区は滅んでしまう」
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) October 5, 2020
足立区議の差別的な発言に批判が広がる中、ニュージーランドの議員のスピーチが注目を集めています。
「明日も世界はいつものように回り続けます。大騒ぎするのはやめましょう」#lgbthttps://t.co/cMUQLtK799
ニュージーランドで同性婚を認める法律ができた2013年、モーリス・ウィリアムソン議員がしたスピーチ見てほしい。
— nana/井田奈穂/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) October 14, 2019
選択的夫婦別姓についても同じことが言える。
「この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです」https://t.co/gwz3pEQsAe
このスピーチは同性結婚を法的に
認めたところで、直接関係ない人の生活は
なんら変わることなく、いままで通りの
日常が続くという趣旨です。
明日も世界はいつものように回り続けます。
だから、大騒ぎするのはやめましょう。
この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、
関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。
あたりまえのことですが、
同性結婚の法制化に反対する人がいる以上、
これをあえてはっきり述べて
確認する必要はあるのだろうと思います。
それまでと同じ平凡な日常が続くだけなのに、
「同性結婚を認めたら社会がほろぶ」なんて
大騒ぎをするのは、実に異様というものです。
モーリス・ウィリアムソンのスピーチと
並べると、白石正輝のコメントは
その異様さがさらに引き立つというものです。
これに対して必要とするかたたちには、
同性結婚の法制化は大きな恩恵があります。
異性愛者が認められていた権利と
同等のものを自分たちも
得られるのですから、当然のことです。
一部に恩恵を受ける人たちがいて、
それ以外の人たちにはなんら損失がない
ということになります。
同性結婚の法制化は「パレート改善」です。
「選択的夫婦別姓はパレート改善」