医師の処方なしに入手できることを求める要望書を、
NPO法人が厚生労働省あてに提出しています。
「緊急避妊薬「薬局で販売して」厚労省に要望書提出 コロナ禍でNPO法人に妊娠相談増加」
(はてなブックマーク)
新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で
若い世代からの妊娠相談が増える中、
NPO法人などでつくる市民プロジェクトが10月27日、
緊急避妊薬を処方箋がなくても
薬局で薬剤師から購入できるよう
求める要望書を厚生労働省に提出した。
緊急避妊薬を薬局でも買えるようにすることは、
かねてから要求されてきたことです。
これに加えて最近は、コロナの影響で、
とくに若い人たちからの妊娠や性に関する
相談が相次いでいることがあります。
NPO法人「ピルコン」代表で、
プロジェクトの共同代表もつとめる染矢明日香さんによると、
休校措置がとられていた2020年3〜4月、
「ピルコン」が運営するメール相談に
昨年の倍近い相談が寄せられた。
特に10代からの妊娠相談が多く、
毎月10件程度だった相談が40件と4倍にもなった。
相談の中には「生理が遅れて妊娠が不安」
というものだけではなく、「避妊に応じてくれなかった」、
「兄弟や母親の恋人から性暴力を受けている」
など性暴力被害もあったという。
性に関する相談がこのところ増えたのは、
性暴力被害が増えたことによります。
やはりそうかと思います。
コロナの影響で外出が制限され、
収入も大幅に減ったかたも多いです。
仕事もレジャーもないのでストレスが溜まるうえに、
ずっと家にいて家族と顔を突き合わせる
時間が長くなったことがあるのでしょう。
コロナの影響で家庭内暴力が増えた
という報告が世界中からあります。
それと同様のことだと言えるでしょう。
「コロナ禍・外出禁止で世界的にDVが増加」
緊急避妊薬を市販薬化することは、
政府の第五次男女共同参画計画の
策定にむけた「基本的な考えかた」に
含まることになりました。
まだ正式な計画が決まったわけではないですが、
順調に進めば来年、2021年から緊急避妊薬は
市販薬として販売される予定です。
「緊急避妊薬の市販薬化が実現?」
販売予定の数値目標まで定められ、
いまのところ緊急避妊薬の市販薬化は、
かなり現実味のあるものとなっています。
今回提出された要望書の通り、ノルレボの
市販薬化は実現するでしょうか?