2020年11月09日

toujyouka016.jpg 接種者が急増でHPVワクチンが不足に

子宮頸がんワクチンを接種するかたが増えて、
ワクチンが不足する事態が起きています。

「HPVワクチン接種者が増えて不足する事態に 自治体の個別通知が増えたのが後押しか?」
(はてなブックマーク)

 
ワクチンを接種するかたが増えたのは、
対象者に個別に通知を送る自治体が
増えてきたのもあるだろうと考えられています。
ワクチンの存在やその効果が
周知されるようになったということです。

対象者に個別にお知らせを送る自治体が
増えてきた効果もあると分析されている。

厚生労働省は10月28日に都道府県に
「ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチンの
供給見通しについて」とする通知を出し、
医療機関にうち方を調整するよう求めた。


子宮頸がんワクチンは深刻な薬害があると
信じられるようになり、厚生労働省は2013年から
実質的に接種を中止にしました。

HPVワクチンは2013年4月に
小学校6年生〜高校1年生の女子を対象に
公費でうてる「定期接種」となったが、
接種後の体調不良を訴える声が相次ぎ、
国が自治体に対し積極的に勧めるのを
差し控えるよう求める通知を出した。

その結果、70%程度だった接種率は
最近まで1%未満にまで落ち込んでいたが、
今年に入って接種数が増えたという。

「HPVワクチン・未接種は国の失政」



ところが最近になってワクチンが
不足するくらい、接種するかたが
急激に増えてきたのでした。
ようやくHPVワクチン薬害説の「呪縛」から
解放されてきたということでしょうか?

薬害説は日本ではまだまだ当分
信じられるとわたしは思っていました。
それゆえこんなに早くリテラシーが
回復するのは、しばし意外でもあります。



付記:

厚生労働省は子宮頸がんワクチンを
無料接種できる年齢制限をなくして、
いつでもだれでも無料で接種できるように
してほしいところです。


厚生労働省は子宮頸がんワクチンの
薬害説という科学的根拠のない
言説を蔓延させて、事実上接種を
中止させた張本人だからです。

薬害説が広く信じられていたせいで、
無料でワクチンを接種できる
機会をなくしたかたたちもいます。
このようなかたたちに対して責任を取る必要も、
厚生労働省にはあるでしょう。

「HPVワクチン・無料接種を求める署名」


posted by たんぽぽ at 22:00 | Comment(0) | 科学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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