早稲田大学の棚村政行教授と「選択的夫婦別姓・
全国陳情アクション」の合同アンケートによると、
選択的夫婦別姓に「反対」は全体の14.4%でした。
「20〜50代の7割が賛成!47都道府県「選択的夫婦別姓」全国意識調査の概要」
「47都道府県「選択的夫婦別姓」意識調査レポート」(PDF)
「反対」の割合がこのくらいだと、
「だいぶ少数だ」と思うかたも、
選択的夫婦別姓の問題に長くかかわっている中には
たくさんいらっしゃると思います。
賛成が7割に対して反対は1.5割です。
賛成が圧倒的に多数となっています。
アンケート調査で選択的夫婦別姓に
賛成の割合がこのくらい多数となったのは、
最近の数年のことです。
それまではずっと反対が多く、
賛成を上回ることもありました。
そうした過去を見ていると、反対派が15%に
満たないのは、選択的夫婦別姓に関する
理解が世論に浸透した、良識あるかたが
増えたと考えたくなるでしょう。
他の人にまで自分の趣味を押し付ける非常識な人は15%以下しかいない、ということですね。日本人に良識があって安心しました。
— 旧姓利用中男性研究者 (@Okonomiyaki2099) November 18, 2020
国会の方々にも良識があることを期待します。
まぁ、こういうことですね↓ pic.twitter.com/51HQV5iVb3
それでも自分と無関係の他者の結婚の
名字に対して「かくあるべき」という人が
15%もいるのは、「とても多い」と
考えるかたもいらっしゃります。
「自分は夫婦同姓がよい」までは全然理解できるが「ほかの夫婦も同姓であるべきだ」という人が15%近くもいるのはどういうわけなんだろう。外部性があるわけではないのに。
— 中室牧子 (@makiko_nakamuro) November 18, 2020
「選択的夫婦別姓」賛成が7割超。https://t.co/j7YxJbEugL
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
15%ほど存在するのは多いのか少ないのか、
どちらと考えるかは感性の違いと
言ってしまえばそれまでかもしれないです。
それでも他者に自分のカチカンを
押し付ける不寛容な人が15%というのは
「多い」という見かたもあること、
またそうした見かたをするかたが
おそらく一定数いることは、
把握しておきたいと思います。