2020年11月26日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓のアンケート・夫婦別姓の希望

11月25日エントリの続き。

早稲田大学の棚村政行教授と「選択的夫婦別姓・
全国陳情アクション」の合同アンケートです。
設問1で選択肢3.と回答したかたの割合は
夫婦別姓を希望するかたがどれくらいかを
示していると考えることができます。

「20〜50代の7割が賛成!47都道府県「選択的夫婦別姓」全国意識調査の概要」
「47都道府県「選択的夫婦別姓」意識調査レポート」(PDF)

 
設問1:「結婚の際の姓のあり方」について
あなたのお考えに一番近いものをお選び下さい。
 @自分は夫婦同姓がよい。他の夫婦も同姓であるべきだ。
 A自分は夫婦同姓がよい。他の夫婦は同姓でも別姓でも構わない。
 B自分は夫婦別姓が選べるとよい。他の夫婦は同姓でも別姓でも構わない。
 Cその他、わからない



3.の「夫婦別姓が選べるとよい」を
選んだかたの割合は、女性は20代から
50代まで38-39%程度でほぼ一定です。
40代、50代は若年層よりやや多いくらいです。

これも女性はかなり上の世代から
望まない結婚改姓に理不尽を感じている、
ということを示していると思います。


男性で3.の「夫婦別姓が選べるとよい」を
選んだ割合は、世代依存がはっきりとあります。
50代は28.7%ですが、世代が下るにつれて
割合が高くなっています。
これはイメージ通りだと思います。

20代の男性で3.を選んだかたは41.6%です。
これは女性の20代で3.を選んだかたの
37.9%より多くなっています。
20代で夫婦別姓が選べたらよいというかたは、
男性のほうが女性より多いということです。

30代でも男性も女性も37.6%でほぼ同率です。
40代以上は「女性>男性」となっています。


男性の場合、自分が結婚改姓する可能性は
ほとんどないと考えられます。
よって3.を選んだ男性は、
自分の結婚相手の女性が改姓したくない場合を
想定しているものと思います。

若年層の場合、未婚のかたが多いと思います。
これから自分が結婚するにあたって
相手の女性の名字の問題について
考えることができるということだと思います。

相手の女性の名字に配慮できる男性が
これくらいたくさんいること、
とくに若い世代ほど多くなる
というのは、とても好ましいことです。

posted by たんぽぽ at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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