自民党の選択的夫婦別姓の反対派たちが
議連「『絆』を紡ぐ会」を作ったのでした。
「“夫婦別姓”に異論 自民党有志が議連設立へ」
「選択的夫婦別姓に異論 自民有志、25日に「絆」議連設立へ」
発起人のひとり、片山さつきに限っては、
実は選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
主張にはほぼどれも根拠がなく、
導入して当然とわかっていながら、
反対派の議連に参加しているのではないか?と
わたしは思ったりしています。
“夫婦別姓”に異論 自民党有志が議連設立へ(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース今日は諸案件立て込んで、冒頭のみの参加となりましたが、百地教授、八木教授の講演でキックオフ。今や日本のみが有する戸籍、絆、一度壊したら再建出来ないもの、現世代の我々の責任。 https://t.co/GUoWGfCOqt
— 片山さつき (@katayama_s) November 25, 2020
片山さつきはデマをデマと承知の上で、
わざと拡散させているらしいからです。
日本の右翼たちが、国連の女子差別撤廃条約委員長、
林陽子氏の解任を求めているとき、
片山さつきはこれに便乗していました。
「林陽子への不当解任要求」
ところが片山さつきは林陽子氏への
解任要求は不当だとわかっていながら賛同して、
ほかの右翼たちといっしょになって
林陽子氏を攻撃していたのでした。
国連の委員は出身国報告書審査には関われないことになっており、
林委員長も日本政府報告書審査には一切関わっていない。
片山議員はそのことを承知で林委員長の
解任を求めており、極めて不当である
政府与党の国会議員が、日本が批准している人権条約について
このような敵対的な姿勢を取る、誤解と知りつつ不当な攻撃をする、
というのは重大な問題であると思います。
そうなると片山さつきがこれまで流していた
数かずのデマも、デマだとわかっていながら
拡散させている可能性が濃厚になります。
「片山さつき・デマを流すイメージ」
なぜ片山さつきはデマをわざと拡散させるかですが、
そのようなデマを信じる層に迎合することは
政治的に得策だと思っているからでしょう。
今回、片山さつきが選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の議連の発起人に
なったことも、数かずのデマを流すのと
同様の判断と考えられます。
片山さつきは選択的夫婦別姓は当然
実現するべきと内心では思っていながら、
反対派(非共存派)に迎合したほうが得策と
判断したということです。
最近のアンケート調査では、選択的夫婦別姓に
賛成するかたの割合は7割ほどです。
反対する人は15%程度でしかないです。
このような状況で反対派(非共存派)に
迎合することが得策かという問題はあるでしょう。
「選択的夫婦別姓に7割以上が賛成」
自民党内で自分の立場を維持、向上させるには
選択的夫婦別姓に反対の旗を振ったほうが
得策だろうとは、わたしは思います。
片山さつきもそう考える可能性はあるでしょう。
付記:
片山さつき以外の議連の会合への
参加者たちは、本気で選択的夫婦別姓に
反対していると思います。