原案があきらかになりました。
選択的夫婦別姓に関しては原案の時点で
すでにだいぶ後退したものとなっています。
「夫婦別姓の具体的な方針示さず 男女共同参画計画の原案」
「選択的夫婦別姓をめぐって盛り込まれる内容(原案)」
新しい令和の時代において、
国民の多様な声を真摯(しんし)に受け止め、
「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて、
婚姻前の氏を使用することができる
具体的な制度の在り方について、
国会において速やかに議論が進められることを
強く期待しつつ、国会での議論の動向などを踏まえ、
政府においても必要な対応を進める。
「議論をする」「必要な対応をする」と
いった文言にとどまっています。
「選択的夫婦別姓を導入する」とは、
いっさい言っていないです。
それまでの文章の文脈から
「議論」「必要な対応」とは、
選択的夫婦別姓の導入ということに
なるのだろうと、解釈できる程度です。
「選択的夫婦別姓を導入する」と
明記しなかったのは、推進派としては、
反対派の了解を得るために配慮した、
ということかもしれないです。
それでも自民党の反対派議員たちは、
この原案が受け入れられないようで、
内容を修正しろと吹き上がることになります。