2020年12月15日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・繰り返される「見送り」

第5次男女共同参画基本計画についての
政府・自民党の議論ですが、選択的夫婦別姓の
記述に関しては議論が紛糾しています。
反対派(非共存派)議員が納得しないからです。

12月4日、8日、10日と会議を繰り返しますが、
いずれも「見送り」になっています。

 
「「夫婦別姓」原案に異論噴出 自民部会 政府の男女共同参画計画」

自民党は4日、内閣第1部会などの
合同会議を党本部で開き、政府が12月中旬に
閣議決定する第5次男女共同参画基本計画の
原案について議論した。

焦点となっている選択的夫婦別姓制度に関する
記述に対して出席議員から異論が噴出し、
部会長への一任は見送りとなった。
8日に再度会合を開き議論する。

「「日本は日本。堂々と守ればよい」 自民、夫婦別姓巡り反対派から異論噴出」

自民党は8日、内閣第1部会と
女性活躍推進特別委員会の合同会議を開き、
政府が今月18日の閣議決定を目指す
「第5次男女共同参画基本計画」について議論した。

その中で「選択的夫婦別姓」に関する
記述で約2時間半にわたって紛糾。
制度導入反対派からさらなる
修正を求める声が上がり、了承は先送りされた。

「自民、夫婦別姓議論紛糾 またまた部会長一任ならず」

自民党は10日、内閣第1部会と
女性活躍推進特別委員会の合同会議を開き、
2度結論が持ち越しとなっている
第5次男女共同参画基本計画案について議論した。

選択的夫婦別姓制度の記述をめぐり、
政府側は導入に前向きな表現を一部削除したが、
慎重派はさらなる修正を要求。
推進派も導入検討を促す文言を
盛り込むよう求めるなど議論は紛糾し、
部会長への一任はまたも見送られた。


選択的夫婦別姓の記述に関しては、
反対派(非共存派)の抵抗にあって
結論がまとまらないのではないかと
思っていましたが、予想通りの展開です。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
頑迷きわまりなく、いかなる事実や根拠を
示しても理解せず、「はじめに結論ありき」です。
反対派(非共存派)はまともな議論など
できるはずもなくて当然というものです。


11月30日の時点で「これでは
自民党総務会を通らない」と
予想した政府高官がいました。
この予想は当たったことになります。

「政府・自民、熱帯びる夫婦別姓論議 賛否両派、競って動き―集約難航か」

ただ、家族の在り方の根幹に関わるテーマで
議論が白熱しているだけに、ある政府高官は
「これでは自民党総務会を通らない」と難航を予想する。

かかる予想をすることはたいして
難しくはないと思います。
わたしも予想していましたし、
同様の予想をしたかたは
たくさんいらっしゃることと思います。


反対派(非共存派)議員たちは
会議でなにをやっているのかですが、
もうすこし具体的に言うと、自分たちが
気に入らない記述の削除や修正をするよう、
執拗に要求をし続けています。

「日本は夫婦同姓を強制する
世界でほぼ唯一の国」というくだりも、
彼ら反対派は気に入らないので
削除を要求し続けるということです。

「「日本は夫婦同姓強制の唯一の国」に反発」

選択的夫婦別姓の推進派に対して
理解も妥協や譲歩をすることもなく、
ただひたすら自分たちの思い通りになるよう
圧力をかけるだけという、反対派(非共存派)の
実態が現れていると思います。

posted by たんぽぽ at 22:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
>「日本は夫婦同姓を強制する世界でほぼ唯一の国」というくだりも、彼ら反対派は気に入らないので

気に入らないなら選択的夫婦別姓を導入すればいいのに
Posted by あいうえお at 2024年01月04日 18:48
まったくそうだと思います。
それでも選択的夫婦別姓を実現させるのは、
「もっと気に入らない」のでしょう。

こうやって記述を消して眼をそらそう
とするのは、彼ら反対派(非共存派)も、
選択的夫婦別姓を実現しないのは、
「遅れている」「世界の非常識」
という意識はあるのでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2024年01月07日 11:46
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