2020年12月21日

toujyouka016.jpg 自民党の推進派と公明党の責任

今回の男女共同参画基本計画における
選択的夫婦別姓の記述が、反対派によって
大幅に後退したことに関して、
自民党の推進派議員や公明党に対して
とても厳しい意見が出ています。

頑迷きわまりない反対派(非共存派)の
思い通りにされてなんら成果を出せない
自民党の推進派や公明党も、結果的に
反対派(非共存派)に与したことになって
「加害者」だということです。

 

じつはわたしもこれに近いことを、
かねてから思っていました。
自民党の推進派議員や公明党の責任も
もっと問題にすることだと思います。


自民党の推進派議員たちは、
今回の男女共同参画計画に関しては、
「反対派との妥協点を見い出す」などと
言っている時点で「詰んでいた」と思います。

「反対派との妥協点を見出す可能性」

反対派(非共存派)議員たちの
頑迷きわまりなさは、党内の議員なら
よく知っているのではないかと思います。
「今回はきっと妥協点を見いだせる」なんて、
本気で思っていたのでしょうか?

今回のようなことは、
2001-03年ごろ、選択的夫婦別姓の議論が
活発だったときからそうでした。
彼ら推進派議員たちは反対派(非共存派)を
説得しようとして、なんの成果も得られない
という顛末を繰り返してばかりです。

「自民党法務部会の実態 民法改正法案提出阻止の現場」


公明党は長年選択的夫婦別姓の実現を
公約にしてはいますが、実現のために
自民党にアクションを働きかけることは
ほとんどなにもしてきていないです。

今回の男女共同参画計画でも、
ちょっと意見を述べた程度です。
公明党は基本的には、自民党の反対派
(非共存派)の横暴を「見ているだけ」です。

「公明 “男女共同参画基本計画に選択的夫婦別姓 導入明記を”」


選択的夫婦別姓の実現を求める
支援者たちも「実現のために尽力しているから」
「長年公約にしているから」ということで、
自民党の推進派や公明党の責任を
あまり追求しないどころか、ねぎらってさえいます。

支援者が離れないので自民党の推進派や
公明党は、自分たちが選択的夫婦別姓に
対して成果を出せないことを
かえりみないのもあるかもしれないです。


「政治は結果がすべて」という冷徹な
セオリーに照らして考えれば、
選択的夫婦別姓に関してまったく結果を
出さない、自民党の推進派や公明党は
猛烈な批判の対象でしょう。

今後もまだまだ選択的夫婦別姓の
実現のために議論や活動が活発になることは
いくらでもあるでしょう。

そうなったとき、頑迷きわまりない
自民党の反対派(非共存派)たちをどう対処するのか、
自民党の推進派議員や公明党は
戦略(ストラテジー)をはっきり示す
くらいの責任はあると思います。

また支援者も現実性があって納得のできる
実現までのストラテジーを示すよう、
自民党の推進派議員や公明党を
追求する必要もあることだと思います。


付記:

今回の男女共同参画基本計画の件で、
選択的夫婦別姓の実現に関して、
自民党の推進派議員や公明党を問題視する
意見が出てくるのは、ちょっと意外でした。

いままで彼ら自民党の推進派議員や公明党は
責任を不問にされすぎていたというのが、
本来の見かたなのだろうとは思いますが。

posted by たんぽぽ at 23:03 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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