12月21日エントリの続き。
男女共同参画基本計画で、選択的夫婦別姓に
関する記述をほとんど抹殺した、
自民党の反対派議員についての雑感です。
「選択的夫婦別姓・予想以上の後退」
「ヒステリックな選択的夫婦別姓反対派」
自民党の反対派(非共存派)議員たちは
かかるヒステリックな態度をさらして、
世論からの評価をどう考えているのかと思います。
彼ら選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)
議員たちの態度は、「議論になっていない」
「開き直り」とまで言われています。
彼らは異様と思われていて、外部からよい評価や
印象を受けてはいないと思います。
「「日本は日本」・第三者視点で異様な主張」
それでも反対派(非共存派)議員たちは、
外部からの評価を意識しているように見えないです。
彼らは自分たちの偏狭な家族イデオロギーに
固執することしか眼中になく、
世論全体どころか自分たちの周辺さえ
見えていないのではないかと思います。
自民党の反対派(非共存派)たちが
世論からの評価にかくも無頓着なのは、
選択的夫婦別姓の議論で醜悪な態度を
いくらさらしても、ダメージを受けないから
ということがあると思います。
いまのところ、自民党の反対派議員への批判は、
世論ではそれほど強くはないです。
ましてや選挙への影響なんてないでしょう。
それで彼らは安心して選択的夫婦別姓に
反対できるのもあるのだと思います。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)議員が、
なにをしてもダメージを受けないのは、
「オンナコドモのことはくだらない」という、
社会に蔓延する政治的ミソジニーに
支えられているところが大きいでしょう。
「政治的ミソジニー対策をどうするか」
反対派(非共存派)がどんな横暴をさらしても、
世論は「くだらない」と思って関心を持たないし、
選挙の争点にもならないです。
かくして世論は反対派(非共存派)を
放置するので、反対派(非共存派)は
やりたい放題になるということです。
12月23日エントリでお話した、
「選択的夫婦別姓を選挙の争点にしろ」
というのは、自民党の反対派議員たちに
打撃を与えるため、ということもあります。
「選択的夫婦別姓を選挙の争点に」
もうひとつ選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)議員が、世論からの評価を
意に介さない理由が考えられます。
それは選択的夫婦別姓に反対する
自分たちは「ふつう」で「多数派」だと
思っているということです。
「ふつう」で「多数派」だから、
自分たちは当然世論から支持されると
確信していて、世論から自分たちは
どう評価されるかなんて、わざわざ確認するまでもない
という意識なのだろうと思います。
最近の世論調査では7-8割程度が
選択的夫婦別姓に賛成と回答しています。
反対は2割かそれ以下しかなく、
反対派にとって厳しい数字となっています。
「選択的夫婦別姓に賛成が8割」
「選択的夫婦別姓に7割以上が賛成」
自民党の反対派(非共存派)議員たちも
こうした現状は知っているし、自分たちの確信は
多少は揺らいでいるのだろうとは思います。
それでも「自分たちの家族イデオロギーを
信仰するものはふつうで多数」という
信念からまだまだ抜け出せていない、
ということではないかと思います。