基本計画における選択的夫婦別姓の議論の中で、
反対派(非共存派)議員の赤池誠章が
「推進派からまっとうな答えが出なかった」
などと言っています。
夫婦別姓を選択すると親子別姓となり
子どもに影響が出るという、反対派(非共存派)に
ありがちな意見に対してだそうです。
12月8日(火)、自民党本部において、#第5次男女共同参画基本計画 案の2回目の党内議論が行われました。私は手続きに瑕疵があり、選択制とはいえ #夫婦別氏 は #親子別氏 になる。子供に影響がでると発言しました。推進派からのまっとうな答えはありませんでした。
— 赤池 誠章 (あかいけ まさあき) (@masaaki_akaike) December 8, 2020
⇒ https://t.co/7ZvpGMMvm6
赤池誠章の持ち出した「子どもへの影響」なら
「まっとうな答え」はすでにたくさんあります。
夫婦別姓の家庭の子どもに対しての
聞き取り調査がたくさんあります。
その中で名字が原因で好ましくない問題が
起きたという事例は、ひとつもないです。
「子どもの気持ちを考えてください」
「夫婦別姓の子たちから要望書提出」
男女共同参画基本計画の会議で、
推進派議員から上記リンクにあるような意見が
出たか、という問題があると思います。
意見が出ていたのなら、推進派サイドから
「まっとうな答え」は出ていたということです。
出ていないのは「赤池誠章がまっとうと
思える答え」になると思います。
つまり赤池誠章の理解力の問題ということです。
意見が出ていないのなら、
「その場でだれも反論できないので、
赤池誠章は自分が議論に勝ったことに
している」というだけになります。
その場にいた人たちに答えられなかった、
というだけで、客観的には「まっとうな答え」は
存在するということです。
自民党の推進派議員たちも、
選択的夫婦別姓問題については
相当に研究していると思います。
赤池誠章が出した「問題提起」程度で、
彼らが答えられないことはさすがに
ないだろうと、わたしは想像します。
よってこれは、赤池誠章の理解力の問題、
つまりまっとう答えなのに、赤池誠章が
まっとうと理解できなかった可能性が
高いだろう、わたしは考えています。
付記:
赤池誠章は自民党の選択的夫婦別姓の
反対派の議連「絆を紡ぐ会」のメンバーです。
「反対派の議連「絆を紡ぐ会」のメンバー」
🌟投票のご参考に、20−30代約8割の望む選択制を阻む「結婚させない議連」の皆様をご紹介🌟
— nana/井田奈穂/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) December 9, 2020
左から
栃木3区・簗和生議員
大阪14区・長尾敬議員
比例・有村治子議員
比例・片山さつき議員
奈良2区・高市早苗議員
比例・山谷えり子議員
比例・赤池誠章議員
東京21区・小田原潔議員
比例・衛藤晟一議員 https://t.co/slCkxvyMN6
自分の妻と子どもに、自分の苗字を名乗らせて
夫婦同姓、家族同姓でないと
受け入れられないからでしょう。
選択的夫婦別姓が実現すると、
自分の妻や子どもに波及して、
妻は生来の苗字にもどして、
子どもも妻の苗字を名乗る可能性があると
信じているのだと思います。
反対派(非共存派)は「夫婦別姓は
子どもに悪影響」と言っていますが、
そんな「子ども」は実在をしめされたことがないです。
本当は反対派(非共存派)の自分が
受け入れられないのを「子どもの意見」と
いうことにしているのだと思います。