2021年01月11日

toujyouka016.jpg 自民党の反対派はまだいると思われる

選択的夫婦別姓の実現のために、
自民党で反対している議員を選挙で
落選させようと呼びかけるツイートを
12月24日エントリでご紹介しました。

「反対派が阻止する選択的夫婦別姓」

具体的には「絆を紡ぐ会」に参加する議員です。

 

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)を
選挙で落選させることは、選択的夫婦別姓の
実現という観点からは、きわめて効果が高いです。

わたしも反対派(非共存派)議員の
リストを積極的に拡散させて、
次の選挙で反映させたい思います。


ここでリストアップされている
反対派(非共存派)議員が全員落選したら、
選択的夫婦別姓は「すんなり実現」するかというと、
わたしにはちょっと疑問です。
このリストに並んでいる議員だけで、
自民党の反対派は全部ではないと思うからです。

議連「絆を紡ぐ会」に参加する議員は、
リスト以外にもいるかもしれないです。
議連に参加していない反対派(非共存派)議員も、
たくさんいるだろうと思います。

リストに並んでいる反対派議員が
全員落選したら、まだ前面に出ていなかった
反対派議員が出てきて、また同じように
選択的夫婦別姓に反対することが予想されます。


過去にそのようなことがあったのでした。
2003年11月の衆院選では、自民党は議席を減らし、
とくに選択的夫婦別姓の反対派議員は
大幅に人数が減りました。

それでいまなら選択的夫婦別姓法案は
推進派に有利に議論できると、
自民党の推進派議員は思ったのでした。
ところが落選せずに残った反対派議員で、
それまで名乗りを上げていなかったものが、
次つぎと名乗りを上げて反対をしました。

その後の展開は、それまでと同様です。
頑迷きわまりない反対派(非共存派)に
選択的夫婦別姓法案を潰されておしまいです。

「2004年の法務部会(1) マニアだけで議論? 対案は心の中に?」
「2004年の法務部会(2)」
「与党、法案提出を断念」


それまで前面に出ていなかった
反対派(非共存派)議員たちは、
すでに議論している議員がいるから、
もう自分が出て行く必要はないと思った
ということだと思います。

彼らが選択的夫婦別姓問題に対して
関心が薄いというわけではないのでしょう。
自分が前面に出て行く必要があると思ったら、
名乗りを上げて矢面に立つということです。


2021年の現在、2004年のころよりは、
自民党内には選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は減っています。
それでも候補者全体の3割近いです。
まだまだ無視できないくらいの人数は、
ゆうにいると思います。

反対派(非共存派)議員が減っても、
かわりに増えたのは中立の議員です。
自民党内で多数を占める彼ら中立議員の
動向も気になるところです。

「選択的夫婦別姓・自民党から反対が減った」
「選択的夫婦別姓・自民党に中立が増えた」



それゆえ2021年の現在も
目立つ言動はしていないけれど
陰で控えている反対派(非共存派)議員は、
自民党内にはまだたくさんいると
考えたほうがいいでしょう。

posted by たんぽぽ at 20:46 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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