「次期衆院選で政権交代を目指す」という
趣旨の、枝野幸男の主張ですが、
ツイッターではこれに呼応して
政権交代を主張する論調が結構あるようです。
立憲民主党の党大会、「次の総選挙で政権の選択肢となる」という基本を踏まえた上で、枝野さんがはっきりと「政権交代」「私たちの政権の樹立」に焦点を当ててくれたのは心強かった。もちろん簡単なことじゃないけど、すがちゃんを見ていて「もうここまで来たらそれを言わないと」という段階だと思う。
— げそ (@geso0602) January 31, 2021
立憲には、政権交代への具体的な政策の選択肢を示し、攻めの姿勢でもっとアピールしてほしい。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) January 31, 2021
コロナ禍で株高が続き、世界の資産家の株資産だけが増え、格差が拡大する中、世界の52カ国が減税に踏み切っているという。
立民、次期衆院選で「政権交代」 合流後初の党大会 https://t.co/BgCZwpHsrp
いろんな所で政治の話をする。
— 古舘寛治Kanji Furutachi (@Mkandhi091) January 31, 2021
皆さん現政権を完全に批判する。
でもその後、野党もダメだと言う。
しかし野党を育ててこなかったのはオレらだ。政権交代を当たり前にしなかったのはオレら。野党が政権担当能力を培うには実践しかない。これから野党を育てる。新政権を育てる。オレらが。
人災の賠償って結局は政権交代だと思う
— YellowishPink (@pink_yellowish) January 31, 2021
賠償はかわされても、失職はさせられる#コロナ人災の賠償を求めよう
#コロナ人災の賠償を求めよう
— 君に届け!滑稽新聞 (@akasakaromantei) January 31, 2021
賠償だけでないんです。このタグがトレンド入りすれば内閣支持率ダダ下がり、政権交代に一歩も二歩も近づきます。それが抜本的なコロナ対策なんです
かかる呼応する論調が一定量あったことで、
枝野幸男の発言が「浮いたもの」と
ならなかったことはたしかだと思います。
こうした論調で特徴的なのは、
「目先の現実の問題」として政権交代を
議論しているということです。
「中長期的な構想」ではないということです。
これらのツイートのかたたちも、
現在の立憲民主党の議席や勢力では、
次の選挙で政権交代を実現するのは
とても難しいと考えているとは思います。
それでも「現実の問題」の解決策として、
政権交代を語っている、ということだと思います。
それくらい現在の自民党政権に
不満と行き詰まりを感じているかたが
増えているのであり、政権交代の必要性と
重要性を感じているのだと思います。
政権交代の論調が高まることになった
直接的な原因は、リンクしたツイートが
語っているとおり、自民党の
コロナ対策のていたらくです。
「もっとも抜本的なコロナ対策は
政権交代だ」と考えるかたが増えてきた、
それくらい自民党はろくな対策ができていない、
ということになるでしょう。
付記:
例によって政権交代を冷笑したり、
立憲民主党をはじめ野党にお決まりの
だめ出しをする論調も、もちろん
ツイッターにはたくさんあります。
こうした人たちは、どのような状況にあっても、
野党や政権交代に否定的でしょうから、
「いつものこと」だと思います。