2021年02月13日

toujyouka016.jpg 政党を育てる意識にとぼしかった

2月11日エントリの続き。

政権交代に関して次のツイートには
わたしは注目したいです。

野党がだめなのは、国民、有権者に
「野党を育てる」という意識が希薄だからであり、
これからは国民、有権者が野党を育てる
必要があるという意見です。

 

わたしも同様のことを思っています。
これまでの国民、有権者には
「自分たちが政党を育てる」という
意識がとぼしったと思います。


2009年の政権交代はまじめな支持者も
たくさんいましたが、それ以上に
「カイカク」が大挙して投票したことが
大きく寄与したと思います。

「カイカク」はわたしが作った概念です。
彼ら「カイカク」は「なにかを変えてくれそう」
という期待感で支持する人たちです。

「平成時代の政治思想・カイカク」
「カイカクを支持する人たち」

2005年と2009年の選挙だけが、
1990年以前と同程度の投票率になっています。
これらの選挙では「カイカク」が
「なにかを変えてもらえる」と
期待感を持ったので、大勢投票して
投票率を高くしたものと思います。




「カイカク」の人たちは、支持していた
為政者や政治勢力に期待できなくなると
わりと早く「失望」して、べつの為政者や
政治勢力に支持を移す傾向があります。

そんな「支持政党わたり歩きをする
彼ら「カイカク」に、「政治家を育てる」とか
「政党を育てる」という意識が
ほとんどないことはあきらかです。

最初のツイートのかたは、政治家や政党を
育てるために、少なくとも5年は
腰を据える必要はあると見ています。


わたしに言わせれば5年は短いほうです。
もっと長い時間をかける覚悟が必要だと思います。
それでも5年も腰を据えるなんて、
「カイカク」にはとてもできないでしょう。


こんな「カイカク」が2009年の
有権者の多数とあっては、政権交代が
実現したところで長続きしないのも、
ごもっともなことだと思います。

「国民は自分たちのレベルにふさわしい
政治家を持つ」ということばがあります。
2009-12年の民主党政権の失敗は、
国民、有権者のレベルが
「その程度」だったことの反映、ということです。


2015年と2020年の二度の
大阪都構想の否決は、「カイカク」が
失速したことを示していると思います。

「大阪都構想・カイカクの失速」

2017年の衆院選で希望の党が
予想を大きく上回る敗北を喫したのは、
「カイカク」がもはや茶番にしか
ならないことを示していると思います。

「希望の党・排除の論理で失速」

次の政権交代はもっと政治意識の
高い層が担い手になっていることを、
わたしは期待したいです。

posted by たんぽぽ at 14:33 | Comment(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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