2021年02月14日

toujyouka016.jpg 「女性が多い会議」発言・森喜朗が辞任を表明

2月13日エントリの続き。

「女性が多い会議は時間がかかる」などと言った
森喜朗ですが、オリンピック組織委員会の会長を
早々に辞任することを決めました。

「女性が多い会議は時間がかかる?」

 
問題の発言があったのは2月3日です。
翌日の4日には森喜朗は謝罪しています。

「世界の失言王・森喜朗会長「居直り」で浮き彫りになった「山下JOCの闇」」

東京五輪・パラリンピック組織委員会の
森喜朗会長(83)は「女性がたくさん
入っている理事会は時間がかかる」
などとした自身の女性蔑視とも取れる
発言について、4日に謝罪した。

この時点では、オリンピック組織委員会の
会長を辞任する気は、森喜朗には
まったくなかったようです。


ところが1週間後の2月11日に、
森喜朗は会長を辞任することを決めます。
意外とあっさり引き下がったと思います。

「森喜朗会長が辞意、組織委の相談役に 後任は川淵三郎氏」
(はてなブックマーク)

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会
組織委員会の森喜朗会長(83)=元首相=が11日、
女性蔑視発言をめぐり辞任の意向を固め、
複数の関係者に伝えた。

森喜朗はもっと執拗に抵抗を続けると
思っていたし、結局辞任しない可能性も高いと、
わたしは思っていました。
国内外両方からの批判が強く、
耐えきれなくなったのでしょうか?


少し前までは、政治家や有名人が
問題発言や差別発言をすると、
外国のメディアは批判するけれど、
国内のメディアは基本的になにも言わない、
というのがパターンだったと思います。

日本国内はツイッターやSNSでは、
批判がさかんに展開されるけれど、
当人の辞任といった実効的な影響はなにもない、
というのが相場でした。

安倍政権の前半くらいまでは、
こんな調子だったと思います。
今回の森喜朗の「女性が多い会議」発言も
同様の展開になるのではないかと、
わたしは予想していました。


このところは、問題発言や差別発言があると
発言した当人は、あまり「無駄な抵抗」はせず、
さっさと謝罪してあとはなにも言わない
というパターンが増えたと思います。

森喜朗の今回の展開も、このような
「最近のパターン」と同じで、早ばやと身を引いて
世論に長い時間批判させないという
戦略に出たとも言えます。

posted by たんぽぽ at 11:04 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 「女性が多い会議」発言・森喜朗が辞任を表明 web拍手
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]