日本はジェンダー分野では国際基準から
20年遅れていて、日本の政治の世界は
日本社会から30年遅れているとなると、
日本の政治の世界は国際基準からは
合計50年遅れていることになります。
「豊田真由子さん、森会長の発言に「政治の世界ではあるある、日本は国際標準から50年遅れている」」
日本の国際基準からの遅れは20年なのか、
実はもっと遅れているのではないか、
という気もわたしはしています。
ここでは「20年以上」としておくことにします。
そうなるとジェンダー分野における
日本の政治の世界の遅れは
国際基準からは「50年以上」になります。
1971年より前、1960年代くらいになるでしょう。
そう考えると、ジェンダーに関しての
日本の政治の世界の意識は
たしかにそのくらいかもと、
実感もわいてくるかもしれないです。
日本の政治の世界のジェンダー意識が
いかに異様かをよくしめしていると
わたしが思うのは、選択的夫婦別姓に関する
地方議会の男性議員たちの見解です。
陳情におもむいた市民団体のかたたちが、
男性議員たちから言われたことがすさまじいです。
「夫婦別姓・知ろうとしない人たち」
「論文、選挙、子連れ再婚…夫婦別姓なくて困る女性と「妻の不倫」心配する男性」
議員と話す中で感じるのは、選択的夫婦別姓への偏見だ。
「夫の姓にしないと社会的に結婚しているか
分からない。愛人と見分けがつかなくなる」
「選択的夫婦別姓が実現したら、女性も男性と
同じ権利を持っていることに国民が気づいてしまう」
「法改正などしてうちの妻が元の姓に戻りたいと
言ったら離婚だ。責任を取ってくれるのか」
どれも男性議員から言われたことだそう。
これらのものいいはジェンダーに関して
遅れをとっている日本社会の平均が見ても、
かなり異様なレベルとなっています。
ジェンダーの分野においては、
日本の政治の世界は、日本社会から20年以上、
国際社会からは50年以上遅れている
というのは、やはり妥当かもしれないです。
彼ら地方議会の男性議員たちは、
女性だけだと話半分にしか聞かないが、
男性がいっしょにいると態度を変える、
というのも、いまだにこんな露骨な
差別をする政治家がいるのかと思います。
陳情も男性と一緒に行くと、
議員の反応が全く違うという。
会のメンバーには、改姓避けるため
結婚できずにいる20〜30代の若い女性も多い。
「女性だけで行っても、話半分でしか
聞いてくれない男性議員もいるからです。
やはりここだけ1960年代ではないかと
言いたくなる異様さだと思います。