2021年02月24日

toujyouka016.jpg 森喜朗の後任会長選出・茶番になった

「女性が多い会議は時間がかかる」発言の
責任を取って、森喜朗がオリンピック
組織委員会の会長を辞任することを、
2月14日エントリでお話しました。

「「女性が多い会議」発言・森喜朗が辞任を表明」

 
これも前にお話しましたが、
森喜朗は思ったよりあっさりと
辞任することを決めたと思います。
わたしはちょっと意外に思っています。

辞任を決意したのは、批判が強まって
いたたまれなくなったからでしょうが、
それでも森喜朗はもっと執拗に
しがみつくと、わたしは思っていました。


後任の会長には、最初は川淵三郎氏が
候補としてあがってきました。
ところがこの人選がまた猛烈な批判を
浴びることになります。

「森喜朗会長が辞意、組織委の相談役に 後任は川淵三郎氏」
(はてなブックマーク)
「「人生最後の大役 ベスト尽くす」 84歳川淵三郎氏 森氏後任を受諾 」

ひとつは、川淵三郎氏を選んだのが
森喜朗だということがあります。
失言の責任をとってやめる人が
後任を選ぶことが、そもそも理不尽と言えます。
さらには前任者が後任を決めるのは
非民主的だし不透明でもあります。

森喜朗の差別発言とそれにともなう辞任は
もはや国際的に注目するところです。
そうなれば、もっと民主的で
透明性のある、多くの人が納得できる
選出のしかたをする必要があるでしょう。

オリンピック大会組織委員会の会長なんて
どうせ選挙で決めるわけではないし、
とでも、森喜朗は思ったのでしょうか?
あるいは、ご自身が密室の談合で
総理大臣になるような人ならではの
発想なのかもしれないです。


もうひとつは川淵三郎氏は森喜朗とほとんど
同い年の高齢男性ということがあります。
それゆえ会長が変わっても、組織委員会の
ジェンダー差別的な体質が変わったようには
思われないということです。

森喜朗が問題のジェンダー差別的な
発言をしたのは、高齢男性であることも
一因と考えられるからです。



こうした理由で世論からの反発が強いので、
川淵三郎氏の組織委員会の会長起用に対して
政府も難渋をしめすことになります。

かくして川淵三郎氏はあっさりと組織委員会の
会長への就任を辞退することになります。
最初は川淵三郎氏は「人生最後の大役に
ベストを尽くす」とやる気満々だったのに、
とんだ茶番劇になったと思います。

「【速報】「川淵三郎氏の会長起用案を白紙へ」政府が組織委に働きかけ検討 」
「川淵三郎氏 組織委後任の会長「辞退させていただくと宣言」」

posted by たんぽぽ at 22:14 | Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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