亀井静香がNHKのドキュメンタリ番組で
述べた選択的夫婦別姓の反対意見に
ついてのツイートです。
民主党・鳩山政権時代に選択的夫婦別姓が
実現しなかったのは、閣僚として入閣していた
亀井静香が反対したためという、
的確な指摘をしています。
民主党政権時、選択的夫婦別姓を実現できなかったのは、連立政権を共にした亀井氏率いる国民新党の反対のため。今でも本当に悔やまれる。この発言を聞くと当時も説得は不可能なレベルだったと思うが、だからこそ政治的に乗り越えなければいつまでたっても変わらないと改めて思う。 https://t.co/xgkoS07DBj
— 寺田 学 (@teratamanabu) February 18, 2021
このツイートでは、鳩山政権の当時も
亀井静香は説得不可能なレベルだったと
思うとコメントしています。
これはわたしも同じ意見です。
2010年3月、亀井静香は日本会議が
主催する大会に登壇して、選択的夫婦別姓に
ついてスピーチしています。
そのときの内容は以下のものです。
「亀井静香の反対・日本会議の影響」
「[夫婦別姓問題] 夫婦別姓に反対する国民大会 (登壇者の発言)」
夫婦別姓法案が、いままさに提出されようとしております。
夫婦がお互いに好き合って一緒になるのに、
「名前が一緒なら厭だ」というのは、
私にはもう信じられません。
私は福島瑞穂さんに、「あなたは子供はいるけど
結婚してない。事実婚だ。こんな問題を
議論する資格ないじゃないの」と言うと、
瑞穂さんは、「先生が(法案に)賛成してくれるなら
結婚してもいいですよ」などと言う。
夫婦が納得づくで姓が違うのは
まだいいかもしれないが、子供はどうするんですか。
僕はお母さんの姓のほうがいいよ、
いやお父さんのほうがいいよ。
一家の中でそんなバラバラのことをなぜ、せないかんのか。
私は瑞穂さんにも「戸籍上のそんなことまで
しなければならないほど、社会生活に
不便があるんですか」と言いました。
我々がやってきた生活の仕方を、生活文化の一部を、
なぜ変えなければならないか。論を俟ちません。
「家族で別姓だと子どもが嫌がる」とか、
典型的な選択的夫婦別姓の反対派の主張を、
亀井静香はこのときもしていたということです。
よって亀井静香は11年前にすでに、
がんめい極まりない反対派(非共存派)だったと
考えられることになります。
もちろん説得なんてまず不可能でしょう。
亀井静香はこの日本会議の大会で、
「国民新党の命をかけて選択的夫婦別姓に
反対する」などと熱く語っています。
このちっぽけな国民新党が党の命をかけて、
総理から説得されようと他の閣僚から言われようと、
我々はこの日本を守るという一心でがんばり、
今年の夏の参議院選挙は、孤独無縁の戦いであろうとも、
秋の臨時国会でこの法案が成立しないために、
我々は死力を尽くしてがんばり抜く決意であります。
我々は歴史のなかで恥じない戦いをしていくつもりであります。
皆さん方とまさに日本を守る、その一点において
結ばれるものであると確信するものであります。
党の命をかけるくらいであれば、
説得などできるはずもないというものです。
亀井静香は「総理から説得されようと
他の閣僚から言われようと」とも言っていて、
自分は絶対にだれからも説得されないという
堅い「決意」を示しているくらいです。
そもそもが亀井静香は党の命を
賭ける方向を完全に間違っていて、
「狂っている」としか言いようがないです。
選択的夫婦別姓の問題に関して
理性的な判断などできないでしょう。
なおさら説得不可能だと思います。
「選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
説得不能」という、わたしが20年前から
言っていた意見が出てくるようになったのは、
好ましいことだと思います。
「反対派と議論すると... パラノイア的精神状態」
これまではこのあたりの認識にとぼしく、
推進派のかたたちは反対派(非共存派)を
説得することに無駄に固執したと思います。
それによって選択的夫婦別姓は
結局実現できないという顛末を
繰り返してきた側面は大きいと思います。
自民党の推進派議員たちは反対派の
説得にこだわったから、第5次男女共同参画の
基本計画で、反対派の横暴になすすべもなく、
大幅な後退を余儀なくさせられたのでした。
「選択的夫婦別姓・予想以上の後退」
鳩山政権時代の民主党も、亀井静香の説得に
こだわったから、選択的夫婦別姓の
実現にいたらなかったのでした。
「民主党政権で実現しなかった理由」
むかしは、「常識だ」「そう決まっている」と
言われれば、逆らえない圧力がかかる
というのもあったと思います。
「ものごとは上から決められたとおりに
したがうものであって、下のものが
意見するのはけしからん」です。
むかしの人が「常識だ」と、水戸黄門の
印籠のように持ち出すのは、そういう時代の
感覚でいるのもあるのでしょう。
統一教会との結びつきもあると思います。
亀井静香は、統一教会を摘発しないよう、
警察に「政治の力」をかけるという、
便宜を図った疑いがあります。
http://taraxacum.seesaa.net/article/490197535.html
統一教会と結びついたとあっては、
なにがあっても、選択的夫婦別姓に
賛成することはないと思います。
彼らが選択的夫婦別姓に反対するのは
宗教的な「教義」であると言えます。
どんな事実や根拠をしめされても、
絶対に理解しないがんめいきわなりない
反対派(非共存派)の典型です。