2021年03月11日

toujyouka016.jpg 丸川珠代・選択的夫婦別姓反対文書に賛同

前のエントリの続き。

選択的夫婦別姓の実現を求める意見書を
採択しないでと、自民党の反対派議員たちが、
地方自治体の議長に送っていた文書ですが、
そこに参加する自民党議員の中で、
とくに注目を浴びているのが、丸川珠代です。

「丸川担当相、夫婦別姓反対の書状に名前 「個人の信念」」
(はてなブックマーク)
「丸川氏、7回続けて答弁拒否 選択的夫婦別姓の反対理由」
(はてなブックマーク)

 
丸川珠代男女共同参画担当相が、
選択的夫婦別姓制度への反対を呼びかける書状に
名前を連ねていたことがわかった。
丸川氏は24日の記者会見で、
経緯を問われ「私個人の信念だ」と説明。
野党からはジェンダー平等に取り組む
閣僚としての姿勢を問う声が出ている。



文書に名前を連ねた自民党議員は50人ほどいます。
その中で丸川珠代に注目が集まるのは、
男女共同参画相だからだと思います。
ジェンダー平等を推進する立場にある閣僚が、
ジェンダー平等に逆行する要求を
文書で送るのは矛盾しているからです。



丸川珠代はオリンピック相を兼任していることも、
今回の選択的夫婦別姓の反対文書に関して
注目される要因となったと思います。

オリンピック自体、ジェンダー平等を
憲章で定めています。
それに加えて森喜朗の「女が多い会議は
時間がかかる」発言
で、ジェンダー平等に
対して関心が高まっていた矢先です。

丸川氏は会見で、書状の内容に賛同したことを
「私個人の信念」として認めた。
一方で、「今、私は政府の中で、
男女共同参画を推進する立場にある」とも回答。

ジェンダー平等をうたう東京五輪・パラリンピックを
担当する五輪相も兼務していることを念頭に、
「私の考えは脇に置いてでも、
日本が国際社会から理解を得て五輪を実現するために
必要なことは、力を全て尽くしてやる」と述べた。
自身の主張は抑え、閣僚としての職責を
優先するとの考えを示した形だ。


丸川珠代自身は、選択的夫婦別姓に反対し、
問題の文書に名前を連ねることは、
「私個人の信念だ」と答えています。

男女共同参画相が選択的夫婦別姓に
反対することについては「個人の信念」と
「閣僚としての立場」はべつと切り分けることで、
しのごうということのようです。

ネットやツイッターの議論でも
反論につまると「私個人の意見を
述べたに過ぎない」とエクスキューズする人が
いますが、それと似たものを感じます。

posted by たんぽぽ at 12:48 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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