議論するワーキングチーム(WT)を
設置することを発表しました。
「選択的夫婦別姓、自民が男性のみで論点整理へ「ニュートラルな方に幹部になってもらった」と下村政調会長」
(はてなブックマーク)
このワーキングチームのメンバーが
なかなかすさまじいのですよ。
幹部に女性議員がいない(!)からです。
たまたまではなく、意識して女性を
入れないようにしたようです。
自民党は10日、選択的夫婦別姓制度を議論する
ワーキングチーム(WT)を設置すると発表した。
国民の関心の高まりを受け一定の方向性を出す。
今月下旬の初会合に先立ち、WT幹部の男性議員のみで
論点を整理する方針で、女性の視点を欠く
「密室」での議論の進め方に批判が出そうだ。
選択的夫婦別姓という女性が多く影響する
ジェンダー問題の議論に女性が加わらない
というだけでも、かなり偏っていると思います。
それに加えて選択的夫婦別姓のWTに
女性がいないことを、なにを思ったか下村博文は
「ニュートラル」(!)と評してさえいます。
いったいどこがニュートラルなのかと思います。
下村博文政調会長は10日の記者会見で
「ニュートラル(中立)な方に幹部になってもらった」と話し、
女性議員が論点整理に加わらないことに理解を求めた。
党内や国民の間に多様な意見があることを
踏まえ「拙速な議論はしない」と、
期限を設けずに検討する考えを示した。
結婚改姓の問題に直面することの多い
女性を排して男性だけで議論することが
「ニュートラル」という感覚は、
もはや理解不能なレベルです。
下村博文は第5次男女共同参画における
選択的夫婦別姓の議論で、反対派議員たちが
吹き上がっているときも、「困った点や不便だ
という声があればきちんと議論する」
などと言っていました。
「困った点や不便だという声があれば議論?」
自分たちの信奉する家族イデオロギーしか
見えていない反対派議員たちのどこが
「困った点や不便だという声が
あればきちんと議論」なのかと思います。
選択的夫婦別姓の問題に関しては、
下村博文は、わたしのようなものとは
「違ったものが見えている」のかもしれないです。
付記1:
この選択的夫婦別姓のワーキングチーム、
なにを議論しどんな結論を出すかと思います。
それを見てから本格的な評価になると思います。
付記2:
むかしサウジアラビアで、男性だけの
「女性会議」が開かれたことがあり、
国際的にも話題になりました。
「出席者が男性だけの「女性会議」:サウジアラビア」
日本もこのようなサウジアラビアのことを
とやかく言えなくなりそうです。