2021年03月20日

toujyouka016.jpg 男性のみで議論・ニュートラルと考える理由

3月19日エントリの続き。

選択的夫婦別姓について男性だけで
議論することを、なぜ「ニュートラル」と
下村博文は考えるのか、その理由について
次のツイートで述べられています。

 


それは下村博文は、選択的夫婦別姓を
「女の問題」「別姓派と同姓派の女どうしの闘い」と
認識しているのではないか、ということです。

下村博文たち男性は、かかる「女の問題」に対して
「高みの見物」をする立場のつもりなのでしょう。
だから中立だと思っているということです。

この分析は妥当だとわたしも思います。
ワーキングチームの趣旨がそもそも
選択的夫婦別姓の「論点の整理」であって、
「是非について結論を出す」ではないです。
「高みの見物」の立場の発想だと思います。


さらにツイートでは、下村博文は
「男性は普遍、女性は特殊」という
認識にもとづいているとも指摘しています。
彼ら男性は「普遍」だから、そのアプローチは
ニュートラルになるということです。

「男性は普遍、女性は特殊」なんて、
まさしく「男性中心的」な認識です。
そんな認識をする下村博文たちこそ、
バイアスが強くかかっているというものです。

posted by たんぽぽ at 12:47 | Comment(13) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
この件をABEMAニュースでやってましたが、
パンサーの向さんが
「なぜ若い人や女性を入れようと思わないのか不思議」
ひろゆきさんが
「進める気がない」
米田さんが
「家制度とか夫婦の在り方とかかえたくなくてしょうがない」
と言ってました
内心、老害は「若い奴は我々の理想の家制度を破壊しようとしている」と思っている気がします。思っていないのであれば女性や若い人の意見を聞こうとすると思います。
Posted by あいうえお at 2024年04月19日 17:51
平石さんが「お年寄りが亡くなれば(選択的夫婦別姓の)機運は高まる」とおっしゃっていましたが真実だと思います。
Posted by あいうえお at 2024年04月19日 18:11
ニュートラルと思っているのは老害だけですね。
Posted by イト at 2024年04月20日 19:42
あいうえおさん

彼ら自民党は、選択的夫婦別姓に賛成の論調が
強くなるから女性や若い人を入れたくないと、
思っていることはありそうです。

選択的夫婦別姓なんか実現させたくない、
その前に議論自体したくないというのが、
自民党なのだろうと思います。


>「お年寄りが亡くなれば(選択的夫婦別姓の)機運は高まる」

わたしは、それはそれで懐疑的ですが。

「高齢層がいなくなれば、選択的夫婦別姓の
機運は高まる」という趣旨のことは、
これまでにも何度も言われることはありました。
それでも実現にむかったことはないです。

数が少ないとはいえ、若い世代にも
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)はいます。
彼らが宗教団体の支援を受けるなどして、
反対を維持し続けるのだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2024年04月25日 22:18
イトさん

「ニュートラル」なんて偽善じみたことは
言わないでほしいと思います。

反対に偏っているのはあきらかですし、
正直に「自民党は選択的夫婦別姓に反対」と
言ってほしいものです。
Posted by たんぽぽ at 2024年04月25日 22:18
宗教団体も高齢化してます。島田裕巳氏が統一教会の集会に行ったそうですが「私と同世代しかいないから将来性がない」と言っていました。安倍氏を射殺した統一教会二世が40代なんて統一教会には将来性のカケラもないと思います。
Posted by イト at 2024年04月25日 23:04
宗教団体も信者の数をどんどん
減らしていることは事実ですね。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/446942633.html

若い人たちが入信しないのでしょう。
信者の数の減少と高齢化は、
原因は同じところにあるものと思います。


中長期的には宗教団体に未来は
ないようですし、いずれ政治的な影響も
与えられなくなるかもしれないです。

それでも選択的夫婦別姓が実現する程度に
宗教団体の力が後退するには、
まだしばらく時間がかかりそうだ、
というのがわたしの予想です。


かりに宗教団体が政治的に無力に
なったとしても、日本社会に反フェミや
ミソジニーが蔓延するかぎり、
そうした人たちの要求を代弁する
なんらかの組織や団体ができて、
政治的な力になるだろうとも思います。
Posted by たんぽぽ at 2024年05月02日 23:35
ミソジニー団体は資金力がないから統一協会のように政治的力はなさそうな気がします。
Posted by 改姓した男の人 at 2024年05月05日 13:08
大企業や財界がバックにつく可能性も
ないとは言えないですよ。

一般に「金を持っているところ」は、
体制側や因襲・反動的な社会通念と
親和性のあるところが多かったりします。
Posted by たんぽぽ at 2024年05月08日 22:04
経団連が選択的夫婦別姓に賛成しているから、財界は非共存派にはつかないと思います。
Posted by イト at 2024年05月14日 03:11
おおかたは選択的夫婦別姓に賛成か、
少なくとも反対しないと思います。

世の中には企業はたくさんありますから、
なかには経営陣の思想が偏ったところも
あるかもしれないですよ。

ひとつでもそういう企業があれば、
反対派(非共存派)団体の活動としては
じゅうぶんだろうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2024年05月19日 22:29
この人達が天国に行けば選択的夫婦別姓が通りそうな気がしないでもない。天国の事ではなく現世のことを考えていただきたいです。
Posted by イト at 2024年05月25日 13:28
>天国の事ではなく現世のことを

まったくです。

すでに死んだ人間より、現在生きている人間を
優先させるのが本来です。

反対派(非共存派)諸氏も、自分の独善や
既得権の維持に都合がいいから、
「死者を優先させろ」と言っている
だけではないかと思いますが。
Posted by たんぽぽ at 2024年05月27日 23:02
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